母親の都合と息子夫婦の都合は

相容れないものがありますね・・・?


現在90歳過ぎのある母親は一人暮らしで
冬の間は一人暮らしは不安と言うことで
施設に入っておられます・・・


ご主人を早く亡くしお子さんは娘さんと
息子さんの二人で・・・



息子さんは都会で結婚し
「子どもの世話を頼みたいから
田舎から出てきて一緒に暮さないか?」


と言う話もあったそうですが
その頃は母親はまだ60代でいくらでも元気に
畑仕事も出来るし・・・


一緒に暮している娘さんもまだ独身で・・・
娘一人を置いて出て行くのも気が引けて・・・


息子さんとの
同居を断わったと言います・・・



それから30年あまり年月が流れ・・・
娘さんも結婚して家を出て行きました・・


夏場は良いのですが冬になると雪かきも出来ぬ
老人の一人暮らしは身に応えます・・・


週に一度くらいは嫁いだ娘さんも顔を出しますが
そう毎日は母親の世話には帰ってこられません・・・


息子さんももう定年退職をすでに迎え
都会へ呼び寄せて母親の世話をするという話は
一切出なくなりました・・・


今は・・冬場は老人施設に入り24時間体制で
お世話になられていますが・・・


4月からは自宅へ戻り昼間はデイサービスに通い
夜は一人暮らしをされています・・・


90歳を過ぎた身の一人暮らしほど
寂しいものは無いそうで・・・


一人になって考えることは
息子が一緒に暮そうと声を掛けてくれたときに
何故行かなかったのだろうかと
後悔することばかりだそうです・・・


息子さんも・・
子どもさんの世話をさせるために同居をと
ご自分の都合を優先しないで・・・



今の身動きの不自由になった母親の

心細さと体を第一に考え・・・

 


少しは母親を安心させてあげる方法を
考えられてはどうかしら・・と思ったり・・



心ある息子さんは

晩年は母親と住み慣れた家で

お世話をしながら最期を看取り・・・

 


そのあと家屋を処分して

都会へ戻る方も居ますし・・・


その反対もあります・・・・・・

 


定年された息子さんご夫婦も
自分たちの生活がギリギリかもしれませんが
優しい言葉ぐらいは掛けられるはず・・・?


自分と亡くなったご主人の年金で入れる
老人施設を探して

そこで最後を迎えるつもりと・・・・

 

 


覚悟をなさっている
90歳過ぎの母親哀し・・・



母親の声に出せない哀しさの
何分の一かでもいいから
分かってあげて欲しい・・・



わたし・・最後まで・・
息子に我儘を言ってやる!



我が子に遠慮してどうする・・・?
覚悟しときや・・息子よ!