相性の良い人とは放っておいても
自然にどこかで惹かれ合う
何かがあるんですね・・・


相棒の友達の魚屋さんの奥さんが両手に
暖かいカップ入りのコーヒーを持って

玄関のチャイムを鳴らされ・・・

 


「奥さん、わたしが飲みたかったから
ついでに買ってきたんです・・・
温かいうちに飲んで頂戴!」


と言って立ち寄ってくださいました。

 


しばし話し込まれて・・


わたしと住む町内は離れていますが
話しているうちに不思議と

 


奥さんとわたしは 結婚した当時からの

接点が近いと言うことに気付きました・・・


お互いにふんぞり返って嫁をこき使う
旦那同士は同級生で・・・

中学時代からの悪ガキ仲間ですが・・・・


子どもの話になって・・・
市内に産院は多しと言えども・・・


たまたま・・わたしが娘を出産した産院で
1ヶ月遅れて魚屋さんの奥さんも出産して
おられたとか・・・?


子ども同士も同級生で同じ中学校へ
通っていたとはビックリでした・・・!



わたしは当時娘を出産した産院で
医療事務員として、息子が生まれるまで
勤めていたことがあります・・・



魚屋さんの奥さんはその産院へ
入院患者さんの仕出し料理を
毎日届けてらしたそう・・・


たぶんお互いの年齢が

23.4歳の頃だったと思います・・・

 


その頃の私達は今よりは20キロぐらい

やせていて・・?(お互いに)


結婚した当時は9号の洋服を着こなし

ウエストは56センチでした・・・

(これも不思議と一致しました)

 


それが今の座敷豚からは

お互いの姿を想像すら出来ません・・

 


記憶の面影を辿ることもさっぱり

不可能です・・


気がつかなくてもこうして再び巡り会う
運命にあったのでしょうね・・・・


相棒は自分の職場の

忘年会や新年会、送別会などに幹事を引き受け
この魚屋さんの宴会場をよく利用していました・・・



その当時は舅さんご夫婦もお元気で
30人ぐらいの宴会客は
4人で切り盛りされていました・・・


奥さんが売りに出られるようになったのは
あちこちにスーパーが出来て

商売が斜陽になった

ここ10年ぐらいのことです・・・・



「旦那があまり頑固で 気まますぎると
それを見て育った息子は 気弱すぎて・・・


父親にも嫁にも意見できず
思いのまま動かされて情け無い子に
育ってしまってる・・・」

 


と言われる魚屋さんの奥さん・・・!
無言ながら・・・心の中では座布団10枚ね・・・!
 

 

よく似た息子同士ですこと・・・

時代の流れと言えばそれまでですが・・・


その分 娘が元を取っていますわ・・・?


わたしの可愛い婿殿を娘が
我儘を言って困らせてはいまいか・・・?


そっちの方も心配・・?
イトカナシ・・・


コーヒー1杯の魚屋さんの奥さんとの
立ち話でした・・・



昨日お魚を買ったばかりですが・・
気は心ね・・・!


「奥さん今日は お魚何かありますか?」
と尋ねますと・・


「昨日買って貰ったばかりで毎日は申し訳なくて
車から下ろして来なかったんですが
今持ってきますね・・」


と言って下げてこられた岡持の中から
「ブリのアラと・・イカの刺身と・・
鯖の焼き魚を購入しました・・・」



「押し売りしたみたいで 申し訳ないです!」
と言われる奥さんに・・


「いえ、 わたしが急に買いたくなったんです。
奥さんと懐かしい思い出話が重なり嬉しかったです・・

 


美味しいコーヒーを飲ませていただいて
元気がでました。本当にありがとうございます!」

 


とお礼を申し上げました・・


気取らず本心を語り合うことが出来る人は
小さな偶然の積み重ねの根元で・・・


どこかで何かが共通し・・・
つながっているような・・・
そんな気がいたします・・・