相棒を可愛がってくださっていた元上司が
亡くなり昨日がお葬式の日でした・・・


現職を退かれてから
すでに31年経っています・・・


相棒が20代の頃から師と仰いだ方で
お酒もタバコも飲まれず・・・


24歳の時に父親をガンで亡くした相棒の
父親代わりの様な存在の方でした・・


田舎の方に住居を構えて入らして
お通夜は回り焼香、葬儀は近親者のみで
執り行うと新聞の訃報欄に出ていました・・・


相棒は体が不自由なので

長靴を履いて歩くことは無理で・・・

 

 

今日は相棒の代わりに息子と二人で
田舎にあるご自宅へ伺い
お仏壇にお参りさせていただこうと
訪問いたしましたところ・・・


お昼時なのにインターホンを押しても
どなたも出てこられません・・・


普通なら人が亡くなると49日間は
まだ魂が家の中に宿っているから

お守りをして・・・・
家を空けることが出来ないと

言われていますが・・・・?


オカシイゾナモシ・・・?


せっかく遠出してきたんだから
このま引き返すのは惜しい気がしまして・・


息子に相談しますと・・
「お母さん・・亡くなられた方は91歳だし
その奥さんは例え5歳年下としても
86歳だろう・・・


とてもそんな年で旦那さんの世話が
出来るはずがないと思うし・・・

家の周りの様子から見ても とてもここで
暮していた形跡が見当たらない・・・・


キット旦那さんはどこかの病院か
施設にでも入っておられて
そこで亡くなったんじゃないかな・・?


奥さんもきっとここでは暮しておられず
他の場所で生活されているんじゃない・・・?


買物をして時間を潰し 
もう一度尋ねてそれでも留守なら・・・


ご近所で奥さんはどうされているのか
聞いた方が良いと思う・・」


と息子が申しますので・・


近くのスーパーで1時間ほど買物をしてから
再び亡くなられた方のご自宅まで戻って


インターフォンを鳴らしてみましたが
やはり反応無し・・・


無駄足はイヤヤと・・持って行った香典袋を
ポストの中へ入れて帰ろうとしましたら・・


息子が「チョット待った!何するンやお母さん!
現金書留でも相手がいない時は不在票を置いて
帰るのに無人の家のポストに
香典を入れて帰るバカはどこにもいないわ!」


さいか~?


それなら・・・息子の言うとおり
ご近所さんにお尋ねしましょうと
尋ねた1軒目・・・お留守・・!


さらにもう一軒尋ね


「昔Sさんにお世話になりました
大空と申しますが

 

昨日は都合でお葬式に
出られませんでしたので・・・・

 


お仏壇にお参りさせていただこうと
参りましたがお留守のようです。

 


Sさんの奥様は 今どこに
いらっしゃいますか?」

とお尋ねしますと
「奥さんはとても一人暮らしが出来ないので
現在は娘さんのところで暮しておられます」


とのご返事に・・さらに・・
「娘さんのご住所か電話番号は分かりませんか?」


とお尋ねしましたが


「わたしらも 分かりません・・・」とは・・・?


そして「せっかくお参りに来て下さった
大空さんの事だけは娘さんが見えたら
お伝えします」とのこと・・・


どないしょう・・・?
香典だけでも送りたいのに・・・

 


真実は闇の中・・?


推理小説の見過ぎか・・・?


決着が付かないことにはモヤモヤ感が
いつまでも全身を覆っています・・・?


なんとか娘さんを見つける方法を
考えてみます・・・???