我儘で頑固相棒を連れて内科へ・・・！
「こんな年寄りは誰も見てない」と言うのに
いつまでも若い子の注目の的でいたい
相棒・・・！
わたしなんぞは金を積まれても（金だけ取って）
見向きもしたくないのに・・・
今日もまた車から降りるときに
杖は入らないと大見得を切る相棒・・！
自分の名前を呼ばれたのに
どうしても今座っている
長いすから立ち上がれない・・？
この見栄張り男めが・・・！
だから言ったじゃない・・・・
杖を持っていれば立ったり座ったりするときも
人の肩につかまったり腰ばかり振っていなくても
動作がスムーズに出来ると・・・！
思わず腰ベルトを持って
イスから立たせようと
愛の手を差し伸べたわたしに・・・・
相棒はその手を邪険に振り払い
自分一人の力で立てるところを
若い看護師さんや受付嬢に見て欲しい様子・・・？
なんとか「よいしょ」の掛け声と共に
４５度ほど体を持ち上げたところで
力及ばず元のイスにドッスンと逆戻り・・
ヤッテラレナイワ・・・・！
有無を言わさず鬼嫁の怪力で
ベルトを持って立ち上がらせて
手を引っ張って診察室へ・・・！
要介護３の相棒の診察には・・・
わたしも一緒にと言うことに
なっています・・・・
先生は優しくて静かなお声なので
相棒は耳が遠くなっているのか・・
それとも面倒くさくて聞いていないのか・・
人の話は聞かずに自分が主役・・・？
問いかけにもまともに答えません・・
「大空さんその後調子はいかがですか・・？」
「先生手術は痛かったわ～
あんなに痛い手術はもうこりごりや～」
毎回この調子・・・？
手術はもう １年前の出来事なのに・・
相棒はあのときのまま
脳みそは止まっています・・・？
すかさず口を挟む通訳のワタクシメ・・・
「調子は良くなっていまして
よく食べてよく寝ています。
ただ寒いときには血圧が１０から２０ぐらい
上が高めに出ますが・・・
普段は変わりなく落ち着いています・・・
前回と一緒の降圧剤を出していただけませんか？」
日本人なのに通訳が必要とは情け無い・・・・？
相棒が終ってからわたしの番ね・・！
血圧も１３０～７２・・で異常なし・・・
聴診も異常なし・・・
先生は「旦那さんの事でご心配が多くて
体重が減ってきているんですか・・？」
と妙な質問を・・？
そういえば最近体重を測ったことがありません・・？
わたし・・痩せてきてるの・・・？
「主人が何をやろうといつものことですから
そんなことで気にしたことはないのですが・・・
今気になることは・・・３月１日に
回腸リンパ腫の検査を控えています・・・
なんともなければその日に帰れますが
異常が発見された場合のために
２，３日予定の入院の準備をして
検査を受けに来るよう言われています・・・
異常って・・・？
どういうことを指すのでしょうか・・・？
切除すれば治るんですか・・？」
とお尋ねしますと・・
「リンパ腺の腫瘍は切ったりしませんよ！
たぶん抗がん剤治療に成ると思います・・？」
バカナ～？？？
そんな話は全然聞いてませんでしたわ・・・？
でもそれがわたしの定めなら
甘んじて受け入れましょう・・・
このようなときに
何を思い出すわたし・・？
それは昨日の川柳でした・・・
「お迎えはいつ来てもいいけど今はイヤ」
あの川柳を作った人に
座布団１０枚あげたい気分です・・・！
まぁ成るようになると思います・・・！
結果が悪いとは限らない・・・！
確率は５０％・・余裕だわ！
気持ちを大らかに持って爽やかな気分で
前進するのみです！