姉が肝臓ガンの手術を済ませ
予定より1週間遅れで月曜日に
やっと無事退院できまして・・・


わたしが今度こそ手術かもと
腹をくくっていきました脳腫瘍の2回目の
MRI検査が良性と判明・・・


手術無しと決まり・・・
6ヶ月ごとの経過観察に切り替わったこと・・・


お互いに順調にいって良かったねと
姉と話してる最中に・・・


「地元のO病院に入院中の弟の病状が悪化し
もしかしたら年を越せないかも知れないから
心の準備をしておいて」と・・・


地元に住む年子の妹から連絡が入りました・・
寝たっきりで目だけしか開かず・・・
体全身が麻痺していて身動き出来ない弟・・・


喉には穴を開けられ
そこから痰を吸引されます・・・


口から食事が取れず飲込む力も無く
食べ物は胃瘻になっています・・・ 


コロナの間中 家族とも面会禁止で
一人で闘ってきた弟・・・


その弟が血液の循環が悪くなり
足の爪が紫色に変色して敗血症になったため
そのまま進むと足の指を切断するか・・


体全体に毒素が回って死ぬかのどちらかで・・
今まで生きられたのが不思議だから


そろそろ家族は覚悟をするようにと
内科の担当医のお話があったと言います・・・


年子の妹は
「これから体が弱るばかりで
治る見込みのない病人に・・・


足の指を1本ずつ切り落としていくような
痛みを与えるだけの治療は辛くて
可哀想で見ていられないから

止めて欲しい・・・・!

病人は苦痛から救って欲しくて

入院しているのに・・・
喀痰吸引される度に弟は辛くて
海老反りになってうめき・・


その喀痰吸引の頻度も高くて
せわしくやって貰っている・・・


そのたびに出血して苦しみ
血液まで吸引されている・・・


あの姿を見ているだけで
胸がえぐられるようにつらいのに


今度は足の指を切断するかもなんて

残酷なことを・・・
絶対に止めて欲しい・・・!


どうせ助からないのなら五体満足のまま
逝かせてやりたいわ・・・


のんびり見守るだけじゃなくて
早くお父ちゃんとお母ちゃんが
弟を迎えに来てやって欲しい・・・


わたしは毎日仏壇で親に
弟にもうこれ以上苦痛を与えないで
早く楽に逝かせてやってと毎日手を合わせてる」


と言う年子の妹・・・


目だけしか開けられず・・
人の話は分かるのに意思表示も出来ず・・
苦痛の度に顔をゆがめる弟・・・


こんな状態で生きている意味は・・
と問いたくなる現状で・・・
弟は最後の痛みと闘い続けてる・・・


生きると言うことは
生まれ出ずる喜びの後に来る
旅立つ苦しみを共有しないことには
人生を語れない・・・


娘と息子にも声を掛けたらすぐ実家へ
行けるように・・・
喪服の準備だけはしておいて・・・


と連絡はしておきましたが・・・
言うだけじゃなくわたしも久々に


冬の黒礼服にビール樽のような体を
押し込みましたけど・・・


チト無理!


体型は日増しにボリュームを増していますのに
なんでか礼服は持ち主の言うことを聞かず

勝手にダイエットを始めてる・・・



明日は体が入る礼服探しね・・!

参ったわ!