先日妹4女クンの所へ用事があって
電話をしたかったんですが・・・


お昼時だと、海へ出ているコゲルクンが
お昼ご飯を食べに帰っていると
迷惑を掛けると申し訳ないと思い・・・


1時過ぎにスマホで電話を
掛けてみました・・・


わたし 「シモシモわたしよ・・・!

コゲルクンのお昼ご飯はもう済んだ・・?」


4女クン 「それがなぁ・・コゲルは事件に巻き込まれて
家へ帰れず、足止め食ってるンや!」


わたし 「殺人事件でも巻き込まれたん・・?」


4女クン 「海から土左衛門が
浜に打ち上げられたんや・・・

 


ソレを最初に見つけたのがコゲルの従弟で
(例の香典を貸して男


警察と海上保安庁に電話したんやけど
到着するまでそのまま現場で待てと
指示があったらしいわ・・


髪の毛がツルツルに抜けて
ブヨンブヨンヨンになった大男の死体の傍で
一人で待っているのが怖いと
コゲルに付き添ってくれと電話があったらしいわ・・・


コゲルはお昼ご飯にも帰れず
土左衛門と従兄の3人で
海辺で黄昏れてるそうや・・・


羽ちゃん知ってるか・・・・?
漁師はよく海で土左衛門になって
上がってくるけど・・・


土左衛門は体中がブヨンブヨンに膨張して
縦横が凄く膨れあがるんや・・・


布団に横たえて葬式を待つ間に・・・
上布団も敷き布団も水でドボヌレになり

 


顔にかぶせてある白い布も水で
ビチャビチャになるから・・・
何回も取り替えなアカンのや・・・

 


2,3日後の葬式の時になって
やっと水分が体中から抜けて
普通の体に戻るけど・・・


漁師が土左衛門を上げると
その人は大漁になるという
言い伝えがあるので・・・


従弟にコゲルが
 『お前の舟に乗せて警察まで運んでいけ!
そうすればお前の前途は明るい!』


と言ってやったら
従弟は 『アホなこと言うな!
わしの舟にそんな気持悪い者は乗せられん!』
と却下されたそうや・・・」

 

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その後・・・・


約3時間ほど浜辺で待機して

警察と海上保安庁の係員が見えて

取り調べを受け・・・

 

 

彼らはゴムボートに土左衛門を乗せて
引き上げていったそう・・・


コゲルクン達はあんな大変な思いをして

長いこと土左衛門に付き添っていたのに・・・

 

 

次の日の新聞には2センチ角の短い

ニュース記事だけだったそう・・・・・・


人の死は虚しく寂しいものですね・・・


その土左衛門が打ち上げられた浜辺は
4女クンが毎朝歩いている
ウォーキングコースだったそうです・・


世の中いつ何時何が起こるか
分かりませんね・・・・

 

 

 

予期せぬ死と・・

人の寿命の儚さを感じます・・・