相棒とわたし・・・
県庁所在地の町の中で生まれ育った相棒と
四方八方を山に囲まれ遊ぶ場所は
山か田んぼか川しかなかったわたし・・
生まれ環境も育ちも全く違うのに
年が行ってから食べたいものが
何故か不思議と一致してきました・・・
子どもや孫達が好んで食べるピザでも
酸っぱくてあんまり好きじゃなくて・・
焼き芋やトウモロコシや・・・
ピーマンやなすびはそのまま焼いて
ショウガ醤油で食べるものや・・
サツマイモの軸を煮たり
大根の煮染めとか・・
里芋のころ煮とか・・
きんぴらゴボウとか、叩きゴボウとか
ゼンマイの煮物とか、ワラビのお浸し等・・
食糧事情が悪かった戦後の
子どものころ食べた物が
今になって妙に懐かしくなり・・・
あまり食欲が進まないときでも
箸休めに昔懐かしい料理が並べてあると
自然に食が進むわたしたち・・・
思い出は・・最近のことをだんだん忘れ
子どものころのことが鮮明に蘇ってきます・・・
町に住んでいるとお魚やお肉類より
お腹いっぱい食べたい野菜類のほうが
お値段が高くて・・
家庭菜園で野菜をお作りになってる方は
高価な食材の宝庫の持ち主です・・・
畑に野菜が豊富にあると
心の贅沢が楽しめて幸せです・・・
日々野菜作りが出来る楽しみは
土から全身に及ぶ英気を与えられ・・・
年老いても絶対にボケないといいます・・・
この町内の人たち・・高齢者になると
何もすることがなく、老人保健施設に入るか
ほとんど家に閉じこもりで寝て過ごされています・・
９０歳以上になりますと
軒並みに総ボケ状態です・・・
「正しく恐れてください！」と
・・注意警報が出るかも知れませんね・・・
わたしも時々
今置いた物の所在を忘れ
探しますが・・・
寝たっきり暇人の相棒に
教えられるなんて・・・
信じられない逆転人生・・・・
だけど・・・こうして何とか文章が書けて
パソコンが打てる今は最高に幸せです・・・