昼間年子の妹からラインで2回も電話が
あったのに充電中で気付かず・・・


充電が終った時点で
何があったのかしら・・・
時間をおいて2回も・・・・
これは尋常じゃない・・・?


と・・・気になりかけ直してみますと

 


「あっ、羽ちゃんやっと連絡が取れて
安心したわ・・・・何かあったの・・?」


とはこちらの質問したいことや・・!


「充電中やったの、ごめん!
ところで何か急用があったの・・・?」
と聞きますと


「京都の姉ちゃん(長姉)が指先ほどの
肺がんが見つかって手術するんやて・・・


年ちゃんは誰にも言わんといてと
電話があったけど・・・


わたしは昔から5人姉妹の3番目で
上下の姉妹への連絡係が任務やし
一応連絡しとくね・・・
詳しいことは姉ちゃんから聞いて・・!」


と言うことで・・・
折り返し姉に電話をしました・・・


姉は自分がガンだと分かっても

意外と明るい・・・?

 


「羽も大変なときに電話してもろて
ごめんねぇ・・


年が行くとどんな病気が出ても
覚悟はしてるから気にしていないけど
そういうことや・・・!


先生が『肝臓ガンになるような
身に覚えはありますか?』と聞かれたので
『はい、あります』としっかり答えたわ・・・



毎日晩酌してたから・・・


お酒は百薬の長と言われて
どんな良薬よりも

効果があると聞いてたし・・・

 

 

大酒飲みのお父ちゃんでも94歳まで

足腰元気で歩き回っていたし・・


仕事疲れも晩酌で一気に
楽しい気分になり癒やされてきたから・・


こんな美味しい物を飲んで
パッと死ねるなら本望や・・・!

といつも思ってきたから・・」
なんて言うので

 


「人はそんなに楽に死ねるものじゃないわ・・
そんなに楽に逝けたら、余命の告げられた
年寄りは毎日お薬代わりにお酒を飲むわ・・・


寿命がある限り、生かされている命は
最後まで大事に生きなあかんよ・・・


この頃のガンはどんなガンでも1週間前後で
退院できるし・・・・
手術した次の日から点滴棒を持って
歩く訓練から始まるのよ・・・

 

 

その方が治りが早いんだって・・・


気楽に考えて、悪いところを取ってもらって
早く元気になってね・・・・」


というと姉は
「病気の卸問屋みたいな羽に言われると

気分的に楽になってきたわ・・・・
手術日が決まったらまた知らせるね・・・・」


と言って・・・

 


わたしより6歳年上の姉は
電話を切りました・・・


おかあちゃん・・
うちの家系はガン家系じゃないと
言い残した言葉が・・・

 


今では虚しく響きます・・・


姉ちゃんお互いに頑張ろうね・・・!