年子の妹がわたしの検査入院の退院後の
経過はどうかという心配の電話をくれた後に・・・
自分自身に起きたとんでもない話を・・・・
火のないところに煙は立たぬと申しますが
年子の妹宅にたまたま車が４台止まっていた
だけで、とんでもない噂が飛び交っていました・・・
「Ｈ（妹）が脳梗塞で倒れて救急車で搬送された」
と言う噂が町内の隅々まで行きわたり
心配の電話が続々掛かってきたと言います・・・
中には泣きながら
「まだ若いＨさんが早から脳梗塞で倒れるなんて
あまりにも可哀想だ」と・・・
もうすでに妹は、病院へ運ばれたことになっていて
親類中で嘆き悲しんでいたとか・・・
本当かどうか事実を確認する人も出てきて
長男の勤め先へ
「お母さんが脳梗塞で倒れたことを知っているか？」
と電話があり
「お母さんは、元気で畑に出ていましたよ！」
と言うと
「おかしいな・・？」と言って電話を切られる方や・・・
子どもさんが消防署へ勤めている方が
「救急車でＨさんが病院へ運ばれたか？」
と確かめられると、そんな事実はないと知った方や・・・
確かめるすべもない近所のお年寄り達は
泣きながら妹宅へお見舞いに来られたと
言います・・
妹は事実無根でこんなに元気にしておりますと
対応に追われ・・・
夕方仕事から帰ってきた長男が
「お母さん！あすからしばらく派手な格好で朝晩
町内の端から端までウォーキングして
自分は元気だという姿をみんなに見て貰って！」
とまで言われ・・・
噂の一人歩きに閉口したと言います・・・
その原因は・・・
年子の妹宅へ親戚の子が
「習っているオカリナの演奏をするから、聞いて！」
と言ってきたのですぐ４女クンに
電話して来て貰って・・
そうしてるうちに次男が
たまたま用事があって帰ってきて・・・
長男は天気の良い日は車を置いて
歩いて仕事に出掛けるので
その日は車庫に１台は車が入っていて・・・
車の数がたまたま４台自宅の車庫の前に
並んでいたそうです・・
葬式や法事以外ではそんなに多くの車が
1軒の家の前には並ばない田舎では・・・
その車の数を見ただけで
きっと妹が病気で家族が集まっているんだろうと
想像したんでしょうね・・
その噂が次から次へと触れ回るうちに
しっかりと脳梗塞という病名が付き
小浜病院へ搬送されたという
尾ひれが付いたんだと思います・・・
根も葉もない人の噂はこうして
作られていくんでしょうね・・・
しばし売れっ子の芸能人の様な気分に
なりましたとさ