相棒はわたしの言うことは全然聞かないし
どんな時も自分のやりたい放題で
人には決して屈服しない頑固者・・・
だから腎臓食は薄めの料理を作っても
「マズイ！これはおめぇ～が食べろ！」
と言って箸を付けてくれないので・・
わたしばかりが太らせて貰っても
しょうが無いので・・・
今までの味付けの心持ち薄味の
料理を作って・・・
相棒の好きなお刺身を欠かさず
買ってきて・・
お酒とタバコを止めたので
口が寂しいからと・・・
昔から相棒が好きだった
プッチンプリンや果物入りヨーグルトなどを
常に冷蔵庫に常備して・・
相棒がひもじい思いをしないように・・
食事制限無しで自由にさせていました・・・
すると・・・
相棒は昔から「決まりは現状を克服するために
ある」と言う変わり者・・・
腎臓食を守ってらっしゃる方は
骨と皮になって通院してらっしゃるのに・・・・
相棒の制限を大目に見てあげただけで
片方の腎臓の働きとしては
血液検査結果は ほぼ正常に近づき・・・
体重も体力も日増しに戻ってきました・・・
Ｋ病院の血液検査結果は・・・
栄養士さんの言うとおりの
食事を続けていた期間は・・・
「これ以上血液検査の結果が悪くなると
今度は一生人工透析が続きますよ」
と言われるような状態が続いておりましたが
相棒の好きな物を食べさせているうちに
目を見張るような回復振り・・・
人によって違うと思いますが・・・
相棒は美味しくないものを食べろと言ったり
（絶対に口にしませんけど・・？）
飲みたくない薬を飲ませたり
(これも飲みませんけど・・？）
そういうことを無理強いするより
自分で責任を持って
好きな物を食べさせておいた方が・・
回復が早いと気付きました・・
人によっては危険ですので・・・
よい子の皆様は絶対に相棒のような
破天荒な試みはしないで下さいね・・
相棒は腎臓ガン摘出手術の後
危篤状態に陥り・・・
病院で出された食べ物が
味がまずいと言って一切箸を付けず・・
日々状態が悪化する中で・・
わたしと息子は家族葬の準備をしなければ
と心づもりをしていたときに
手術を担当なさった先生が
「この際食事制限は無しで本人が好きな物を
食べさせて下さい」
と言われ・・・
病院では禁じられてる生魚の刺身や
にぎり寿司や好きな果物類を
その日から毎日食べさせました・・・
相棒は制限をとくと立ち直りが早い・・
1ヶ月の入院中に危篤状態から脱して
腎臓も最悪の状態から脱して
人工透析の管を外しての
退院となったわけです・・・・
入院すれば部屋代共で一日1万円以上は
掛かりますが・・・
いくら好きな物を買ってきて食べさせても
一日1万円の食事代は掛かりません・・・
相棒には望む好きなものを食べさせて
わたしよりは一日だけ限定で長生きして
貰いましょう・・・・？
（我儘な相棒を遺して先に死ぬなとは
子ども達の強い願望ですから・・・？）
相棒これでいて結構間に合うんですよ・・
わたしが財布がないと探し回ってると
「今度から鳴らすと分かるように
財布にスマホをくくりつけておけ！
さっきそこのテーブルの上に置いたやろう！」
と言われ探すとその場所にそのままの状態で・・・
祭日にうっかり生ゴミを出す
準備をしてるわたしに・・・
「ボケルナ！今日はゴミの収集は休みや！」
と声を掛けてくれたりと・・・
うっかり屋のわたしは
最近は相棒の存在を精神的に
頼もしく思えるようになりました・・・
気まま者同士ですが
お互いに決まりを克服して・・・
支え合って行けたらと願っています・・・