お隣の奥さんが

「この頃漢字は読めても自分で書くとなると
さっぱり思い出せなくて・・・
焦ってとんだ恥をかいてきたわ・・」えーん


と言われるので・・・
「たとえばどんな漢字・・・?」


と聞くと・・・
「『漢字』」・・・?


なんだソリャ・・・びっくり


「昨日銀行へ行ってね・・・
わたしの名前が戸籍の難しい漢字と
通帳の簡単な漢字の2種類になっていたので

 


戸籍抄本を持って行って一本に

変更してきたのよ・・・


通帳の変更届を出すのに何を変更するか
理由を書かないといけなかったので・・・


自分の名前の『漢字変更』と
書きたかったのだけど・・・


その漢字と言う単語の
『漢』の一番下の横線が二本だったか
三本だったか思い出せず・・・


携帯で調べようと思ったら
お店に携帯を忘れて来てしまったの・・・えーん



誰か他のお客さんに尋ねようと
思ってみたりもしたけど・・・


あんな場所でそんなバカげたことを
聞く方が恥ずかしくて・・・


番号札の順番が呼ばれたときに
受付へそっといき・・・


「わたしアホやで漢字が思い出せず
ひらがなで書いてしまってごめんなさい!」


と言って書類を渡すと
『意味が分かればいいですよ!』
と簡単に受付していただけたわ・・・


薔薇とか画数の多い難しい漢字なら
堂々と漢字が書けませんと言えるけど・・


小学生でも書ける『漢字』が思い出せない
なんて言うのはホント・・・アホ丸出し!
一生分の恥をかいてきたような気がする・・・」えーん



と・・・お隣の奥さんは残念がって
おられましたが・・・


心配しないでお仲間は傍にいる・・・グラサン


わたしなんか・・・
診療科ごとに書いて出す問診票に・・・


今までに罹った病気や受けた手術名を
順に書き出す項目があるのですが・・


何年の何月だって
そんな細かいことまでは
いちいち覚えていませんわ・・・てへぺろ


「大雑把で良いですか・・・?」
と一応断りを入れてから・・
何歳の時と言うように
書くことを認めていただき・・・口笛


手術名の漢字書き・・・無理~~~ショボーン
それこそ一生分の冷や汗を流しながら・・・えーん


「この書類・・向こうで書いても
よろしいでしょうか ・・・?」
と受付から持ち去り・・・・


人気の無いイスに座り・・・
スマホで病名を検索して

 

 

出てきた漢字を
丸写し・・・てへぺろ


素知らぬふりして
提出いたしました・・・グラサン


スマホがなかったら・・・
人もビックリするオールひらがな尽くめ

だったはず・・・てへぺろ



ちなみに・・一つだけ・・・漢字での
病名を披露いたしますと・・・


「鼠径ヘルニア」・・・・・グラサン

 


こんな鼠の名前を大事な病名に
付けるなっちゅうの・・・・ムキー


お隣の奥さん・・・
私達の年齢は覚える数より忘れる数の方が
遙かに多くなります・・・


そんなときのためにもスマホは
財布の次に大事な必須持ち物ですよ・・・


出掛けるときには必ず持ち歩きましょう・・
大恥が未然に防げますから・・ラブ



とかなんとか言いながら・・
いつもスマホを自宅に置きっぱなしで出掛ける
わたしもあらゆる物忘れの名人です・・・びっくり