お隣の奥さんは

ご主人が亡くなられてから

先月の15日で
早1周忌が済みました・・・


それで、今借りているこの家を出て
離れた場所にある自宅の改修工事をしているから
終了したらそこへ引っ越す予定だと
今日そっと教えて下さいました・・・


寂しくなります・・・・
お二人のお子さん達が中学生の頃
こちらへ引っ越してこられて・・・
かれこれ26年・・・・



もうお二人の息子さんたちは

ご結婚なさいまして・・・

 



それぞれに

お孫さんが二人ずついらっしゃい

ます。


奥さんが長女だったために・・・

優しいご主人が



高齢の奥さんのお母様を
九州から自宅へ引き取り・・

 


長いこと同居されて
最期を看取り・・・


そしてご自分もガンに冒され
5.6回手術を繰り返されて来ましたが

 


ついに寿命が尽きて亡くなられたのが
昨年の6月15日・・・・



ご主人亡き今は毎月10万円の家賃も

もったいないし・・・



この町内から引っ越して

ご自宅へ戻られるとのこと・・

 


ご自宅の改修工事が3ヶ月ほど掛かるので
それまでは家主さんにも
まだ報告してないとのこと・・・


出て行く時には借りたときの状態に戻して
出て行かなくちゃ成らないから・・・


母親のために増築した部屋や
経営していたお店は解体して綺麗に整えてから
出て行きます・・と言う旨をそっとわたしに
教えて下さいました・・


「しばらく空き家にしてあった

自宅の改修工事費が約1,000万円掛かるのよ・・・

 

 

長男が、『おかん、これからよく生きても

元気で動けるのは、あと5年ぐらいやし・・


一人暮らしの家に
そんなにお金を掛けるのはもったいないから・・


俺の所は一軒家だから

しばらく自分で動ける間は
俺の所へ来て一緒に暮さないか・・・?


おかんの部屋と専用のトイレだけを

増築するぐらいなら
そんなにお金も掛からんし・・・』


と言ってくれたけど・・・

即、隣にいた嫁が・・・
『空いてるあの場所に、お義母さんの部屋を

増築されると日当たりが悪くなって困ります!』

と言うのよ・・・・?


やはり嫁は嫁ね・・・
いくら今までよくしてくれていても実際となると
年寄り婆さんとの同居はしたくないのよ・・・


その雰囲気を肌で感じたから・・・
やはりわたしは自分の家を改修工事をして
一人暮らしが出来なくなるまで自宅で
暮してみようと思うの・・・


本来ならば自宅を売却して防犯設備の整った
マンションに入り
一人暮らしをしたかったのだけど・・・


飼い猫が一緒だと
マンションへは入れて貰えないのよ・・


仕方ないから自宅で
猫と一緒に暮すことにしたわ・・・
引っ越しても暇だから大空さん遊びに来てよ!
待ってるからね・・・」


と言う話になりましたが・・・
やはり年が行くと
そう言う展開になるのかしら・・・


あんなに以心伝心でお互いを思いやってる
嫁姑関係は今時の嫁にしては
珍しいと思っていたのに・・・


いざ同居という話になると・・
息子が許しても・・・嫁はすんなりとは

受け入れられず、防御姿勢を取るんですね・・・

 

 

親しき仲にも目に見えない
壁があったとは・・・・・


相棒の先輩が息子夫婦と同居して・・丸8年間も
2階と1階に分けて暮し、会話もなく
食事も別々で自分の食事は自分で作っていて


トイレで亡くなっていても誰一人気付かず
7.8時間経過していたと言うことを知ったとき・・


男は無口で我慢強いから、何年も耐えられても
毎日が針のむしろだっただろうと思うと
心が痛みます・・・


だけど女は直感力が鋭い・・・!
自分が歓迎されているかそうではないかぐらいは
言葉一つ、顔の表情一つで素早く察知できます・・


あえて泥沼へ脚を踏み込むようなことは

致しません・・・


お隣の奥さんは思ったことはハッキリ申されるけど
根は優しいし腹黒いところは一切無い人です・・・


それでも姑さんという立場から見れば・

同居には嫁が納得しないと言うことなんでしょうか・・・?


たぶんわたしも
お隣の奥さんに性格がよく似てるから・・・
同じようなことになりそう・・・


だから・・・出来るだけ足腰達者で動き回り・・・
駄目になったときには・・・

 

 

最後にはどこへでも放り込んで!
と息子に言っておこう!

 

 

なんか寂しいですね・・・
最近は・・・こんな話ばっかり・・・・ショボーン