どんな境遇にあっても・・・
人々がやる気を出して活気が出てくるのが
桜咲く季節・・・


桜の花は寂しい心に明るい光を
もたらしてくれる・・・
 

 

 


そんなとき・・・意味不明の夢を見ました。


何故か夢に出てくる自分の年齢は
いつも働き盛りの
元気はつらつとしていた頃・・・


大勢の子どもを連れて桜の花見をしに
山へ上り昼食を取っていますと・・


一人の子どもが集団から抜け出し
どんどん樹海の中へ入っていく姿が
見えました・・・


こりゃ大変とわたしは慌ててその子の
後を追って樹海の中へ入っていきました・・


先に小さく見えていた子どもの姿が
突然目の前から消えて・・


わたしは四方八方を樹木に囲まれて
方向さえも全く分からない山の中に
ポツンと一人取り残されました・・・


あの子は大丈夫かしら・・
どこかで倒れているのじゃないかしら・・・
ちゃんと人の通る道へ戻れたかしら・・・

それとも・・・

わたしが見たのが幻覚だったとしたら・・
もしかしたら迷子になってるのは
わたしかも知れない・・・


とにかくなんとかこの樹海から離れて
見渡しの良い場所へ移動をしなければ・・
助けさえも呼べない・・・


そして気付いたことは・・
わたしは着の身着のままで子どもを
追いかけてきて・・・


携帯もお金も食べ物も
何も持っていないことに
気付きました・・・


どうすべぇ・・?
こんな深い山奥でひとりぽっちとは・・・
クマに食わせるには惜しい肉体美・・・?


とにかくずんずん山を登っていくと
お社のような物が見えて・・・・
訳の分からない人種が暮している
村落にたどり着きました・・


言葉は全く通じません・・・


アア~とんでもないところへ来てしまったわ・・
たぶん・・もうもとの世界へはすぐには
帰れないだろう・・・



家には残してきた二人の子どもがいるのに・・
でも心配しなくても義母がいるから
生活はちゃんと出来るだろう・・・?


これって・・拉致・・・バカナ~?
自分から見知らぬ民族の住む世界へ
やってきたくせに・・・


すぐには帰る手段がないのなら・・・

今を生き延びる方法を見つけよう・・・


自分一人なら

住み込みでもさせて貰って
あらゆる分野の仕事をこなし

頑張っていくよりスベがない・・・


わたしは得体の知れない
世界へ紛れ込んでしまったけれど・・


どこにいても
母は元気ですから・・・


探さなくていいよ・・子ども達・・・
あなたたちは現実の世界で

力強く生きて 幸せになってね・・・


そしていつもの癖で

またもや妄想にふけるわたし・・・


お金は持ってないし・・・
食べ物はないし・・・


方向音痴だから

こんな世界へ迷い込んだのか・・・

 


それとも認知症からくる幻覚で
こんなところへたどり着いたのか・・・


父も母も誰もいない世界と言うことは
どうやら天国ではないらしい・・


困ったぞなモシ・・・
こういう場所へ来ても・・・

 

 

やっと自由に一人になれたと
安堵してるんじゃないのかわたし・・・?


だからこんなややこしい幻覚に
踊らされているんじゃないのかわたし・・・?


自問自答しておりましたら
急に目の前がぱっと明るくなり
目が覚めました・・


パソコンの前に座ったまま・・
即身爆睡・・10分・・・?


真昼の夢・・・でした・・・