昨日 相棒が退院するときに・・・
わたしは相棒を乗せた車椅子を押して


相棒の膝の上にわたしの
バッグを載せて11階の病室から


I階のロビーまで降りようと
エレベーターの下向きの
ボタンを押しましたところ・・・


開いたエレベーターの中には
車椅子に女の方を乗せた男の方が
乗っておられました・・・



わたしは車椅子が2台も入ると
ちょっと窮屈になっては申し訳ないと・・・



「先に行って貰ってよろしいですか・・・・?
後のエレべーターに乗りますから・・・」


と中に入らずやり過ごそうとしましたら
「大丈夫ですよ!乗れますからどうぞ・・・」


とその方は自分たちが奥に詰めて
わたしたちの入る場所を空けて下さいました。


わたしが行く先のボタンを1階を押しましたら
その方のボタンは3階を押してありました・・・


3階で一度私達が降りて
先に乗っておられた方を
3階で降りて貰わないと・・・


と・・それだけを忘れないように頭に入れて
3階でエレベーターが停止した時に


バックしたままわたしが先に

相棒の車椅子を引いて出て・・・
相手が降りられたら乗り直しましょうと・・・


車椅子ごと降りる準備を

していましたところ・・・

 


「そのまま1階まで行って貰って大丈夫ですよ。
僕たちは一階まで降りてから
3階へ上がり直しますから!」


と笑顔で順番を譲って下さった男の方・・・


あのときは十分お礼も申せず
そのまま帰ってきてしまいましたが・・・・



ここで改めてさりげないご親切に
心から感謝と御礼を申し上げます・・・



普段から自分のことより
相手を気遣う優しさは・・・
急に出来るものではなく・・・

 


その人の日頃の生活態度や習慣が・・
形となって現われたに違いないと思います。



相棒が立場が反対で 
もしわたしを車椅子に乗せて3階で
降りるボタンを押したところへ・・・



1階まで降りる
他の患者さんに出くわしたなら・・・


「どいてくれ~ うら3階で降りるぞ~!」
と言ったに違いないと思いますと・・

 


思い出しても恥ずかしく情け無い展開に

なっていたやもしれません・・・


公の場で自分のことよりも
他人を優先的に考える子どもを育てた・・・
その母親の優しさが忍ばれます・・・


人は心・・・

心のある人の行動は
優しく美しい・・・


他人の思いやりに
自分もそういう風になりたいと
新たな感銘を受けました・・・


感謝です・・・!