「人の振り見て我が振り直せ」とは
よく使われる言葉ですが・・・


最近この言葉で学ばせていただいたことが
あります・・・


近所の若い娘さんご夫婦が車を購入するときに
ローンでは金利が高いので・・・


定年退職した実家の父親に
「毎月ちゃんと返済するから
○○○万円貸して!」


と頼みに行ったところ・・・
父親は定年と同時に貰った退職金で
自宅を新築したばかりで・・・



手元にはほとんどお金が
残っていなかったと言います・・・



「年老いてから新築するとこんなに維持費が
掛かるとは知らなかった・・・



手持ちの資金はほとんど底をついたのに
高額の不動産取得税はくるわ・・・
固定資産税は今まで以上に値上がりするわ・・

 

 


車の維持費や介護保険や

国民健康保険税・電気・ガス・水道料や
電話やインターネット等の通信費用などを
一人の少ない年金でやりくりするのは大変で・・・・



自分のわずかな年金で生活を維持するのに
四苦八苦している・・・



悪いけど今の状態ではとても娘に貸すような
そのような余裕はないから、どうか堪忍してくれ・・・」
と断わられたと言います・・・



昔の年金生活者は

退職後毎月たくさん年金が下りて
左うちわで暮らせたそうですが・・・



今の年金生活者は、そんな生活は夢の又夢で・・・
公的年金以外の個人年金に入っておくか・・・



若い頃から老後に備えて
預貯金を確実に残していかないと・・・



退職金を当てにして家なんぞ建てたら
ドツボにはまってしまうと言います・・・



子どもさんご夫婦が父親の生活を支えるだけの
余裕があれば良いのですが・・・

お金を借りに来るようでは・・・チーン



終戦後の物のない時代に育ったわたし達は
親の苦労をつぶさに見て育ちましたから・・・



親に仕送りはしても・・・
親に金銭的な負担を掛けるようなことは
一切しませんでした・・・



今の親は子どもに苦労をさせませんから
子どもは親に頼りっぱなし・・・



子どもも親がお金を出してくれて
当たり前になってしまって・・・



ちょっとお金が足りなくなると
当然親を当てにするようになります・・・



この娘さんも父親の懐事情が

分かってきたのなら・・・

 

 


自分が働いて少しでも父親を
援助してあげようという気持ちが

わいてくるのかしら・・・・?




それとも・・そのまま聞かなかったことにして
済ましてしまうのかしら・・・・?



その子の考え方一つで老後の父親の前途が
明るくも暗くも成るような気がします・・・



親は老後にお金のことで我が子に
心配を掛けたくないと思うものですし・・・・・



子どもも又老親にお金の無心をするほどの
親不孝はしてはならないと思う・・・わたしは・・・



根っからの・・・
古い奴だとお笑いくださいませ・・・ニコニコ