相棒が思いもしない行動を・・・・?


普段は新聞や週刊誌を買い求めて
読みふけってる相棒が・・・・


今回の入院で思う所があったのか
ベッドの枕元に
聖書が一冊置いてありました・・・



聖書はわたしの高校時代の先輩が
信者さん同士で結婚されて
うちの近くへ来られ・・・

 


毎週のように「教会へ顔を出して」と
うちへお誘いに見えています・・




神は全知全能で・・・
歩けない人が歩けるようになったり
目の見えなかった人が
見えるようになったり・・・



どんな病気も信仰するだけで治す力があると
先輩から教えられています・・・



余談ですが・・・
わたしが家を建てるときに
相棒は全く相談に乗ってくれず・・・



「自分の小遣銭を減らさないないのなら
何をやってもOK!」
と・・昔も今も変わらないスタンスでした。


そんなときに 頼りになったのが近くに住む
義姉兄夫婦です。



相棒より10歳年上の長姉の連れ合いで
義兄は相棒とは16歳離れております・・・



一流大学の工学部を出てらして
当時は全国規模の会社の
福井支店長でした・・



ご自分の専門分野でしたので
設計書の詳細部分まで目を通し・・・


安全対策を基準に
追加すべき措置や基盤固めの
確実な助言をしてくださったお陰で・・・



今の家が存在しています・・・



話が長くなってしまいましたがその当時
その義兄が会社の集団検診でガンが見つかり

 

 


すでに手遅れ状態で手術は不可能・・・!

余命6ヶ月の診断が下されました・・・


義姉兄夫婦はわたしたちの

結婚したときの仲人で・・・

 


義母やわたしたち家族をとても大事にして
長女が幼稚園の時にネフローゼで


相棒の現在掛かっているK病院へ
入院したときなどは・・・


生後5.6ヶ月の長男を
快く預かってくださったのも
義姉兄夫婦でした・・・


その義兄に思いがけない
ガンが発覚するとは・・・?
しかも余命6ヶ月・・・?



わたしは目先の事だけに頭が先走り・・・
嫁ぎ先は仏教徒なのに・・・
この状況をなんとか救って欲しいと・・・



「神を信じると思いがけない奇跡が訪れ
治らないと宣告されたガンでも治るんですって・・



これから毎回 日曜日の礼拝に出掛け
助かりますようにとお願いするつもりです。」
と義母に伝えますと・・・



「羽ちゃんと一緒にわたしもお祈りに出かけるわ・・
二人の方が一人より熱心に伝わるかも知れないから。」
と義母までが礼拝に参加・・・



あくまでも自分たちは仏教徒で
先祖代々の供養は続けて行きたいと言う
心構えは変わっていませんでしたが・・・



何とか心優しい義兄の命を

救ってあげたくて・・・

神頼みしてはいけないという鉄則をも忘れ・・



毎週日曜日は神にすがりに家族揃って
(神も仏もない相棒を除く・・・)
教会へ通い続けたわたしたち・・・



でも・・結果は虚しいものでした・・・
全知全能の神でも人の命は操れない・・・
と言うことがハッキリ分かりました・・



担当医の診断通り・・・
入院してから丁度6ヵ月目の早朝に
義兄は義姉の腕の中で
安らかに旅立って逝きました・・・・



そんなことがあってから
もう二度と神や仏頼みはしないことに
いたしました・・・・




言葉でその場の苦しみが和らぎ
癒やされることはあっても・・・



結局は定められた宿命を
神や仏の力では変えることが出来ないのだと
悟らせていただいた6ヵ月間でした・・・



話が脇道へ逸れてしまいました・・・

すみません・・・

 


相棒が聖書を読み出したことを受けて
遠い過去の思い出が蘇ってきました・・・



自分の宿命は変えられないけれど・・
どうしたら心安らかな日々が過ごせるか・・・
心の修正は出来ると思います・・・・



これからも数回繰り返される手術に
相棒は一人で立ち向かい
耐えていかねば成りませんから・・・



相棒が聖書の言葉に癒やしを求め・・・
それで心が少しでも落ち着くなら 

救われます・・・