方向音痴のワタクシメが
どこかへ一人で
出掛けなければならない時
毎回欠かさずやることは
事前のシミュレーションである・・・
書類を何度も見直して
記入 モレなし ・・!
用意すべき物は完璧なり・・・！
あと一番の問題は当日その場所を
探し当てることが出来るか
どうかである ・・・？
東の方向とか西の方向へ
向かってとか
言われてもそれは困る・・・
右と左の区別はできても
地図のない頭には東も西も
存在しないから・・・
むかしは義母を案内役に
助手席に乗せて
デパートや市役所や病院や
運転 免許管理センターなどへ
同行してもらい・・・
安心しまくって
はやる心で歩き出すわたしに
義母はよく言ったっけ・・
「羽ちゃん！方向が逆！」
「あんたはいつまで経っても覚えられん子やのう～？」
と言う義母に・・・
「だからお義母さんだけが頼りなんです・・」
と・・どこへ行くにも義母を車に乗せて
連れて歩いた・・
母と暮したのは結婚するまでの
丸２２年間だったけど・・
義母と暮したのは丸３４年間・・・
義母はわたしを
実の子同様だと言 い
とても大事にしてくださった・・・
相棒と二人ならとても今まで
添い遂げられなかったかも知れないけど・・・
義母に助けられたお陰で
二人の子ども達は私達が働いていても・・・
鍵っ子にもならず
さびしい思いもせず..・・・
お腹いっぱい食べさせてもらって
すくすくとおおらかな子に
育ててもら った・・・・
本当に義母には感謝しても
感謝しきれないほどの
恩を感じている・・・
お義母さん・・・
本当にありがとうございます・・・
ところで・・ワタクシメ・・
今日は市役所へいって
参りましたんやわ・・・
市役所館内で目をつむっていても
行けるところは ・・・
１階の戸籍謄本や住民票や
印鑑証明の交付場所ぐらい ・・・
あとの階は行き方も分からなければ
存在する場 所すら分からない・・・
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
と言うじゃありませんか・・・？
恥も何度もかけば
面の皮が厚くなる・・・
受付で受付嬢に・・
バッグからやんわり書類を取り出してみせて・・・
「わたしはこの課へ行きたいんですが
どう行けば良いでしょうか？」
とお尋ねしますと・・・
「ああこれは本館の２階のＨ課ですよ。
そこのエレベーターで上がってください！」
と言われその通りにして
一件目は見事クリアね・・・
１件目の用事が終わったあと
そこの課で
次の 書類を見せて・・・
「この通知が来ていたんですが
どう行けばいいんでしょうか・・・？」
と言うとＨ課の職員さんが首をかしげ？
しばらく考え中モードになったまま固まっておられる・・・
なんか気まずい雰囲気を醸し出している・・・
その方は自分だけで考えが及ばなかったのか・・・
その書類を持って隣の席の人に
助けを求められた・・・
モシカシテ・・モシカシテ・・
あなた方 も、方向音痴の
わたしのお仲間?
しばらくたってから・・・
「これは本館では取り扱って
いませんので別館の２階
だろうと思います。
間違っていたらごめんなさい・・・？」とのこと・・・
本採用の職員さんが二人してもワカランのに
初心者の部外者が分かったりするもんですか～～！
とか・・思いながら別館の２階へ・・・！
またしてもさっきの書類を見せると・・・
「ああ、これはうちではありませんから
１階のＳ課へ お回りください！」
モシカシテ・・モシカシテ ・・・
これが噂に聞く
たらいまわしってやつかいな・・・
肥満防止のために２階まで
階段を上がり
又１階まで階段を降りきったわたし・・・
目指すＳ課へたどり着いた頃には
クソ厚い目の詰まった布マスクを
していたために・・・
かなりの運動量で酸欠状態になり
部屋に入ったものの息が苦しくて
話せる状態じゃなかったわたし・・・
言葉を話すのもしんどくて・・・
無言で書類を差し出した・・・
その間ただ肩で荒い呼吸をしていただけ・・・
たぶん言語障害者が書類を
持ってきただけだろうと
勘違いされたのかもしれない・・・
「はい受け付けしましたから
もう帰って 良いですよ！」と
係の方がわたしの差し出した
書類をそのまま受け取って
持って行 ってしまわれました・・・
一言もしゃべらずＯＫなの・・・
拍子抜けして・・・だまってとぼとぼ
その場を離れました・・・
もう布マスクはヤーメタ！
アレをして行ったばかりに
酸欠になって
呼吸困難に陥りましたわ・・・
今にして思えば常に持ち歩いている
ニトロールを一粒飲むべきだった・・・
そのときはとても そこまで
頭が回りませんでした・・・
なんかもう訳のワカラン日！
まあ書類を受付ていただけた
ことだけでも
.
用件は果たせて良かったと
思っています・・・！