京都の姉から電話があり・・・


相棒の今の状態が気になって
様子を聞き出そうとしてるのに・・・


相棒はわたしが相棒に見せる態度と
姉妹に見せる態度が同じかどうか気に
なるらしく・・・


金魚の糞みたいにわたしの電話する範囲で
新聞を読んでいる・・・


相棒が傍にいるらしき雰囲気を察知した姉は
話題をわたしに振ってきた・・・


「H(年子の妹)から聞いたんやけど・・・

羽はまた手術するんやてか~~?」


「羽は退院すると思いがけない行動に出るから
ビックリするわ・・・・


前回の時も退院した足で
家中がざらざらしてて気持ち悪いといって


そこら中を這い回って
拭き掃除をしたんやてなぁ・・・


まだ体の動きが不自由な時でも
普通のことをこなす馬力があるなんて
羽の持ってるパワーは不思議やと思ったで!」


というので・・・

「それはH(年子の妹)も同じやわ・・
Hも・・退院したその足でお店に立ったわ・・・


自分がやらなければ代わりがいないと思うと
やれば出来るのが思議・・・?」



姉の旦那さんは姉をお姫様のように扱い・・
姉は何もしなくても

全て旦那さんがやってくれている・・・


姉は細かい指図をするだけで・・・

体を動かしたり日曜大工仕事や

 


重い荷物を運んだり畑仕事などは
全て旦那さんの仕事・・・


姉は旦那さんに「今日はトマトが食べたいとか

キュウリを採ってきて」などというと

ちゃんと台所のテーブルに並べてあるという・・・


姉の旦那さんは姉が初恋の人だと言うだけあって
結婚してからも姉一筋に・・・

 

 

一途に姉に尽くすところが
健気でご立派・・・?


ヨウ飽きもせず・・・?
続くもんだわ・・・?


84歳でまだシルバー人材派遣会社で働き
スコップ三味線の演奏で

全国を駆け巡っている義兄!



わたしも又義兄並みか・・・?


残念ながら

初恋の人でもない相棒に・・・

 


ヨウ飽きもせず・・・?
続くもんだわ・・・?


姉が聞きたかったのは相棒のことだったのに
なんだか話が完全に逸れてしまってる・・・



ようするに・・・わたしは又退院した足で・・・
相棒の世話をすることになるのは間違いない・・・!



人にはそれぞれぞれ生まれ持った性質や

環境があるように・・・

 


旦那さんに恵まれた人は・・・
ずっと大事にされ穏やかに暮らせる・・・

 

 


亡き父がずっと亡き母を大切にしてきたように・・・
姉も・・4女クンも・・・
何かやって欲しいことがあると・・・


「お父さ~ん!」と呼ぶだけで

用事は片付いている・・・



わたしと年子の妹は

過保護育ちの亭主関白の旦那で・・・

尽くすのが当たり前になってしまっている・・・

 


年子の妹の旦那さんは・・・

64歳で救急車で運ばれたまま帰らぬ人に・・・


尽くされる人生と・・・
尽くす人生・・・


亡き母は80代に入り
車椅子生活を余儀なくされたし・・・・



姉も、もはや旦那さん運転の車でないと・・
歩いて電車に乗って実家まで行けない・・



もしかして・・・尽くされっぱなしより

尽くす人生の方が・・・

 

 


最後まで自分の足で立って

歩けるんじゃないだろうかと・・・

 


そんな気がするワタクシメデアリンス・・・