今日は 要介護 5 を連れてK病院へ!


この要介護 5 車の乗り降りさせるだけでも
手間と時間が人の3倍は掛かる・・・


そのくせお口だけは達者・・・
自分がモタモタしていて出遅れているのに・・・


その遅れを取り戻そうと焦りまくり
命令ばかりする・・・


確かに焦る理由は分かる・・
循環器内科の先生の診察が9時半からだから


それまでに血液検査と心電図の検査を終えて
先生の診察を待たせることなく
時間励行で受けてください・・・


と・・ 泌尿器科の先生からお聞きしていたのに・・
相棒の動作が手間取り予定時間の
7時50分には家を出られず・・・


やっと出てきた頃にはうちの前の道路が
またしても車の大渋滞・・・


・・・こういうときには諦めましょう・・
ナンテタッテ要介護 5 や!


人の流れに合わせられるようなら・・・
誰も要介護 5 なんて認定せんわなぁ・・・?
 

とかなんとか・・・
わたしは自分を納得させるための理由を付けて
決して相棒を責めたりしないのに・・・


あの要介護 5 ったら
またしても助手席でわたしを煽る・・・


「早く右側車線へ変更しろ!
馬鹿~!そのまま行くと右折や~!


早くあの信号までに左車線へ変更しろ!
モタモタしていると割り込まれるぞ!
前の車にビシッと付けて走れ!」


これを朝の通勤ラッシュの大渋滞の中でやれと
命令する 要介護 5!



「チョットうるさいんですけど・・
嫌でも勝手に止まる時が
あると思うから覚悟しとき・・・・!」


「なんだそれは・・・?」


「当たったとき・・・!」


「あほ~~!」


要介護 5 ・・・その一言でついに黙りましたわ・・・

相棒黙らせるにゃ脅すに限る・・・!


病院での出来事はこの次にでも・・・・ね!
チョットした出来事もありましたから・・

紙面の都合で・・・・

 

乞うご期待!


4女クンが・・
「要介護 5 って重病人で
最高に手厚い介護を受けられるんやで・・
よくそんな介護認定が降りたな?」


って言うけど・・
あんたらは現状を知らない・・・


「相棒が介護の認定を受けたのは入院中で

一番ひどい状態の時だったわ・・・

 


お腹と両手は抑制帯で拘束され・・
膀胱には尿管が差し込まれ・・


手からは点滴・・・
首からは高カロリーの栄養食が流されているときだった・・・

 

 

首を左右に動かすことも出来ず

見たいテレビも見られず・・・

 

わたしにテレビの音だけを聞かせてくれと

頼む状態だった・・・


現状を見て・・


担当医や退院支援の看護師さんから

日々の病状の詳しい話を聞かれ・・・


わたしもありのままの毎日を語ったら
要介護 5 や!


でもね・・はっきり言うと

わたしは絶対にこんな認定は

してほしくなかった!

 


相棒の言うとおり何でも出来る健常者だと
思い込ませた方がよかった・・・

 

 

そうすれば本人にもやる気が出てくるし
リハビリにも一生懸命通うと思えた・・・


この体で・・高度のサービスを
利用できるようになると・・・

もう楽をして何もしたくなくなるわ・・・


軽い要支援の方が1ヶ月5032円の所を

要介護 5 と認定されただけで

相棒は1ヶ月72,434円負担することになるわ・・・(2割で)


それで元気になるならお金をそれぐらい支払っても

全然惜しくない・・・

 


介護度が高いほどそれだけ一人に対して
大勢の人の手が掛かると言うことに
なっているんだって・・・


決して病人を抱えて家族が
ボロもうけしてるわけじゃないから・・
そこんところは分かってね・・」



と言うと4女クン・・・
「全部ただかと思ってた・・?」と言う・・



そんなにうまくいくかいな~・・・

「ただほど高いものはない!」


この認定は1年間だけ有効で
毎年更新ですから・・・
来年はきっと元気になって・・・


要介護 5 から脱却して・・・
要支援 1 になり・・・


野原を駆け巡っているかもしれない・・・


そんな淡い期待を抱いているわたしです・・・