今日(4日)の午前9時10分頃
福井県坂井市で震度5弱程度の
地震がありました・・・・


坂井市は福井市から車で30分程度の距離にあり
隣の福井市では震度4でした・・・


震度3以上の地震は経験したことがなかったので
ビックリしましたが・・・


突然下から突き上げるような激しい揺れの後
横揺れが30秒ほど続きました・・・


その揺れの中で本能的にやったことは
ガスの元栓を確かめ・・・


家の玄関戸を開けっ放しにし
いつでも飛びだせる用意をした後・・・


相棒とわたしの靴を玄関先に並べ
バックに詰められるだけの現金を詰め込み・・
(おまいは銀行強盗か・・・?)

 



(カードや通帳は金庫の中なので

急には持って出られず・・・・
ダイヤル合わせをしてる時間的余裕がない・・・)


あんな重さが60キロ以上あるような重い金庫は
盗む人もいないと思ってそのまま放置・・・)


その辺にあったタオルとスマホとティッシュ
さえあれば良し・・・


必要なものは後から取りに帰れば良いし
これで咄嗟の緊急避難は出来る・・・


昭和23年6月28日の福井地震も
やはり同じ福井県坂井市を震源として


マグニチュード7.1で福井市では震度6で
壊滅状態になってしまっている・・・


そういうよからぬ発想が頭にひらめき
もしかしたらぶり返しが震度6以上来たら
この辺は壊滅状態に成り・・・



堤防が切れるとすり鉢状のこの地域は
1階は水没となる・・・


いやそれよりこのあたりの建物全体が倒壊すると
2階もへったくれもなくなってしまうし・・


どこまで逃げれば安全なのか・・・小学校まで
歩けば年寄りの足では30分はかかる・・・


相棒の足では1時間以上掛るし・・・
相棒を乗せて車を持ち込むと人が入れない・・・


家が倒壊したら老い先短い私達の住む家は
賃貸マンションに住むしか方法が
ないかも知れない・・・


この家が倒壊したら後始末に5.6百万は
かかるかもしれないし・・・


すぐ空いているマンションがなかったら
ドウスベェ?


病人を抱えて野宿・・・?
なんて出来ないし・・・


などと・・・先の先まで考えていたけど・・
「来年のことを言えば鬼が笑う」と言う
ことわざを思い出し・・・



今起きていることだけに
気を集中すれば良いだけの話だった・・・
そう思うと気が楽になった・・・



そこへ・・
九州の大分に住む相棒の姉の長男(甥)から



「母親(84歳)にいくら電話しても出ない・・
携帯に掛けても出ないし
家電話に掛けても呼び鈴すら鳴らない・・・



もしかして母親に何かあったのかと案じられるので
確認して欲しい」と電話があった・・・



どこの男の子も母親には優しくて
何かがあると真っ先に老いた母親を案じる・・・



義姉は二人の息子を県外に出して
嫁の実家のそばに居を構えさせ・・・



嫁が実家の両親の世話をしながら
暮らしているため・・・



福井で84歳になっても 義姉は
自分の世話は息子に頼らず
気丈にも一人暮らしをしている・・・



何かがあると私達に連絡があるので
合い鍵を預かっていて
駆けつけるようになっている・・・・



わたしも すぐに 義姉の携帯に

電話を掛けてみた ・・
30回呼んでも応答無し・・・



今度は家電話に電話してみた ・・・
20回コールでやっと懐かしい義姉の声が・・・



「お義姉さん・・ひどい地震でしたが大丈夫でしたか?」
とお尋ねすると・・・



「ありがとう!大丈夫よ!特に被害は何もなかったわ」
と言う声が聞けて安心した・・・



「大分のYちゃんから心配の電話がありました。
電話をしても通じないって・・・



大丈夫だったって連絡しておきますね・・・
折り返しYちゃんから 又電話があると思いますから
待っていてくださいね・・」



と言って又その旨を大分の甥に連絡した・・・
彼もやっと安心したみたい・・・



うちも息子が私達の安否を確認してくれた・・



年寄りは生きているだけで周りの人に安否の
心配を掛けていると言うことがよく分かり・・



日々守られて生かされていることへの
感謝の毎日です・・・