ご近所の92歳のご老人で
60過ぎのニートの息子さんの世話をしながら


畑をし買い物から炊事洗濯を
全て自分でこなし・・・・


身動きもテキパキとしていて
とても年齢を感じさせない人がいる・・・


何が彼女をそう若くさせるのかしら・・
自分はその方と比べて
いったい何が欠けているのかしら・・・と
ふと思う・・・



私達の年齢になると
だんだん料理をするのが面倒になる・・・



あんまり気が向かないのに時間になると
テーブルに座って食事を待つ相棒に



そんなに律儀に待たないで・・・
たまには手を抜かせてよ・・・
と言いたい心境になるときがある・・・



何か心に一つ大きな心配事を抱えて
生きている方は身も心もシャンとしていて
その責任感からボケないような気がする・・



自分が生きている間は亡きご主人の年金と
自分が働いた蓄えで・・・



ニートの息子さんの世話が出来ても
自分亡き後は息子がどうして
暮していけるだろうかと・・・・
その方は常に心配しておられた・・・



その心配が彼女を駆り立て
年齢以上の馬力を与えているのかも知れない・・・



そんなときに娘が・・・
「大雪が降り電車が通わなくなると孫娘次女は
家からの通学は無理・・・冬の間だけでもお母さんに
預かって貰って実家からなら高校まで歩いて通えるから
助かるわ・・・?」



と言いだしたかと思うと

 

 


今度は息子が

「次男はサッカーを高校に入っても続けたいと言うから
朝練などの時は自宅よりここからなら歩いて通えるし・・・
高校3年間預かってくれない・・?」



と言い出す始末・・・



「いつまでも若いと思わないで!
やっと子どもや孫の手が離れて
静かに暮らせると思ってたのに・・・



1週間や10日なら無理して頑張れても
それ以上は体力が続かないわ・・・



昔なら・・・もうご臨終の身なのよ・・
そんな年寄り捕まえて
先の先まで無理なこと言わないで・・



お父さん一人でも大変で

毎日振り回されて

フ~フ~言ってるのに・・・」と言うと



「お母さんをボケないようにさせてやろうと
思ってるんだよ・・
毎日動いていた方がボケなくて
健康のためにイイカと思って・・・?」




と・・・バカ息子!



あんたなぁ~・・・
元から頭の悪い孫息子を預かって?



成績が落ちたら・・・
食べ物のせいだと思われたら困るじゃない?



君子危うきに近寄らず!