お隣の奥さんは逞しい・・・
わたしと同じくスッキリとした
広々とした部屋でゆったり暮したい・・・


と考えるところまでは一緒・・・
息子さんが二人もお店に出ているのに
決して息子さんを頼らない・・・


大型ゴミも2階から1階までは
自分で運べる大きさに切って
一人で階下へ降ろし


市役所へ電話して
取りに来てもらっている・・


「息子さんに頼めば分解しなくても
タンスなどは上下に分けるだけで
そのまま引き取ってくれるわ・・・」



と言うと・・・
「うちの息子達・・・腰が痛いのやら
膝が痛いのやらで

まともなのがいないの・・・


仕事に支障が出ると困るし・・・

可哀想で頼めない・・・・
(うちの息子に近い年齢)


電動ノコギリの音がうるさかったでしょ。
ごめんなさい!」


と言われる・・・


わたし電動ノコギリなんて
使ったことがない・・・


「アレを使うと簡単よ・・・
腕も肩も痛くならないし・・・


1枚板のタンス類は見事に真っ二つに
切り落とせるわ・・・



お父さんの使っていたベッドもタンスも
みんな持って行ってもらったらスッキリした・・」
と言われる・・・


ご主人の乗っていた車を査定して貰って
売りに出したり・・・


ご主人の亡き後の後始末を一人で
着々とやられていく姿には
感心してしまう・・


「毎日毎日が後始末で忙しくて
泣いてる暇なんかないのよ・・・


悲しみが襲ってくるのは全てが片付いて
何もすることがなくなったときかしら・・・


死ぬってことが分かっていれば
もっと聞きたいことがたくさんあったのに・・
急に逝くなんて思ってもみなかった・・・



大空さんもご主人に聞きたいことがあったら

早目の元気なうちに聞いといた方がいいわ・・」


と言われるけど・・・
うちは逆・・・


相棒よ・・・


聞きたいことがあったら・・・
今のうちにわたしに聞いときな~~!