ご近所の老夫婦のお話・・・
 

大邸宅に90代のご主人と
80代の奥さんの老夫婦が
二人で暮しておられた・・・
 

ところがご主人が1年前に・・
めでたく天寿を全うして旅だって逝かれ
 
 
80代の奥さんが一人取り残された・・
 

奥さんは家のことは
一切ご主人に任せておられ・・
自分では何もやれない・・・
 

もう全てが投げやりになったというか・・
体力的にも限界に近づいたのか・・・
 
 
日々の世話は・・・
近くに住む奥さんの姉の姪っ子さん二人が
毎日顔を出し車に乗せて
 

買い物に連れて行ったり
病院へ連れて行ったりと

こまめに世話をしておられた・・・・
 

ところが非情なもので・・・
取り残された奥さんが
最近認知症がひどくなり・・・
 

姪っ子さん二人ではとても埒が明かなくなって
県外にいる奥さんの息子さん(従弟)に知らせた・・・
 

息子さんは、もう一人では認知症の母親を
この家に残しておくわけに行かないと
 

そのままの足で母親を車に乗せて
自分たちの住む県へ連れて行ってしまわれた。
 

ここからが問題ですね・・・!
 

今日その町内に住む方が見えて・・・
わたしが知ってる長男さんのことをこっぴどく
酷評して行かれた・・・
 

よその家庭事情には
踏み込むつもりはありませんが・・・
 

酷評の内容は
「今まで60年以上この町内に住んで
お世話になっていながら・・・

○○ちゃん(長男さん)はお母さんを
自分の家へ連れて行くときに・・・
 

町内会長さんにも隣近所の誰一人にも挨拶せずに
黙って連れて行ってしまったんや・・・
 

金持ちの息子で親がいいわいいわで
手のひらの上に載せて育てたから・・・
 

人に頭を下げることを知らずに育ってしまったんや・・
いくら何でもあんなことをしたらあかんわ・・・」・・と
 
 
 
息子さんに悪気があったわけでは無いと思う・・・
急ぎすぎてそこまで気が回らなかったんじゃないかしら・・・?

 
 
お嫁さんがこちらのご両親とうまくいかず
ぎくしゃくした関係が続いていたという・・・
 
 
お金は有り余るほどあっても・・・・・
人の心と体は・・・
思い通りにならぬものである・・・
 
 
ご主人亡き後の奥さんが息子さんのそばで・・・
どうか心穏やかに過ごす事が出来ますように・・・・!