そんなに暑くもなければ寒くもない・・
今は人が旅立ちやすい気候なのかしら・・・
 
 
 
実家の義妹から
わたしの小学校時代からの親友の
 

Mちゃんのお母さんが亡くなったという連絡を
私達姉妹の専用のラインで受け・・・
 

自分は同じ村内だから香典帳を見て
頂いてる金額だけ包んで持って行こうと思うけど
 

「羽さんはどうしますか?」
とラインがあった・・・
 

わたしの親友は親切で思いやりがあり・・
小中学校を通じて・・・
 

回りの空気が読めなくて
ピントがズレテルわたしを常にかばい
 
 
特にメンタル面では寄り添って
励まし続けてくれた
大事な大事な友である・・・
 
 
今でもその当時の光景が思い出される度に
ありがたくて頭が下がる思いがする・・
 

その親友も今では嫁ぎ
生まれ育った土地を離れている・・・
 
 
喪主は親友の弟で母親と同居していたそう・・
親友の母親は享年94歳・・・
 

いくつになっても
肉親を失った者の悲しみは・・・
 
 
ぽっかりと心の中に大きな穴が空いたような
やりきれない虚しさや哀しさが全身を
おおうものである・・・・
 
 
親友も今、そんな悲しみの真っ只中にいると思うと
わたしも共に胸が痛くてやりきれない・・・
 
 
遠く離れているのですぐ飛んでいくわけにもいかず
義妹にわたしの指定した金額を包んで・・・
 

喪主じゃなくてMちゃんに
直接手渡してお供えして貰うようにと
お願いした・・・立て替え払いで・・・・・
(すぐそのお金はお悔やみを聞いた時点で
義妹に郵送した)
 
 
年子の妹と4女クンが・・・
ラインで送られてきた訃報通知を見て
わたしの返答に・・・・
 
 
「羽ちゃん・・Mちゃんと別れてから何年経つの?」
と聞いてくるので・・
 

計算したら中学を卒業してからだから・・・
「56年目!」と
 

ラインすると
4女クン「ヒエ~ッ!」と
 
 
豚が泡を吹いてひっくり返っている
スタンプを押してよこした・・・・
 
 
なんでいつも豚なのよ~!
 
 
「そんなに経っているんなら
香典はしなくていいわ・・・?」と4女クンのラインが続く・・・
 
 
次いで年子の妹が
「わたしも4女クンと一緒!の気持ちです!」と
ラインが・・・・?
 
 
あんたら~・・・・薄情すぎる・・・・でぇ!
 
 
馬と鹿のスタンプがあったら
二人の妹にそれぞれに押してやったのに・・・残念!
そんな破廉恥なスタンプ持ってなかったわ・・・・
 
 
本人でないとわたしの気持ちを
分かってくれる人はいないかも・・・・・
 
 

時が経ってから・・・・
あのときMちゃんにお供えをしなくて心残りだったと
一生悔やむより・・・
 

自分の気持ちに素直になって親友と同じ気持ちで
親友の母親を見送りたいと強く願い・・・
 

義妹にその旨をラインで伝えると・・・
 

「羽さんは亡くなったお義母さん(わたしの母親)と同じ
考え方なんですね・・・
 

お義母さんはいつもこう言っていましたわ・・・
香典をするかどうかと迷ったときには
後で後悔をしないように『する方を選んだほうがいい』」と。
 
 

親子だもんね・・・
似るところは似る・・・!
 

残り少ない人生を、心残りなく生きるには
なるべく後悔だけはしたくない・・・
 

なんだか母がわたしの背中をポンと
暖かく押してくれたような気がする・・・・・