ず~っと昔・・
 

相棒の姉が二人の男の子を連れて
夏休みや冬休みになると
 
 
実家へ帰ってきて
長期滞在していた頃・・・
 

かなり年の離れた旦那さんの
愚痴をこぼしていた・・・
 

「うちのパパったらおかしいのよ!
体が痒くなると言って
 

靴下のゴムは全部抜いてしまうし
パンツやステテコのゴムも抜いて
ひもで縛っている・・・
 

これって50代以上の人に多く
発症するらしくて・・・
 

老人性皮膚掻痒症って
いうんだそうよ・・・・
 

まだ子どもが小学生なのに
早から老人の仲間入りして貰うと
困っちゃうわ・・・」
 

と話していたのを思い出し
そういえば・・
 

かって亡き母が骨折したときに
約2週間わたしが病院で寝泊まりして
看病したときに・・・・
 

回りは同じような
身動きできない老人の集まりで・・
 

中には体が痒いと言って
全身を思いっきり掻かれる
おばあさんがいて・・・
 

朝起きると病室の床は・・・
飛び散った皮膚の粉で
真っ白になっていた・・・
 

わたしは床に簡易ベッドを借りて
寝起きしていたけど・・・
 
 
隣のおばあさんの皮膚の皮が
母のベッドの下まで飛んできて
舞い散っていた・・・
 
 
病院側も一日1回は人を雇って
掃除をされるので昼間は床も
清潔だったけど・・・
 

今は亡き、あのときのおばあさんも
老人性皮膚掻痒症・・・
だったのかもしれない・・・
 
 
こんな話は別の世界の出来事かと
思っていましたが・・・
 

だけど年が行くと同じような
段階を追っていくものですね・・・
 
 
ついに相棒にもその現象が・・・?
お風呂へ入ると・・・
 

ぬるま湯で約2時間という
長風呂のせいか・・・
 

体が痒くなって全身を
掻きまする・・・
 

その結果・・・
風呂桶は濁った油でゲトゲト・・・
 
 
本人はそれは垢だと申しますが
いくら頑張っても
垢はそんなに出るもんじゃない・・
 

わたしなんか出入り15分から
20分ぐらいのお風呂では
 

外で洗いますし湯船にはさっと
浸かって上がるだけ・・・!
 

左様な垢は一切出ず・・・
風呂桶全体を透明なまま
交代しますが・・・
 

・・・バレたか・・?
・・・わたしが一番風呂って事が?
 
 
アハハ~!
 

ドブ汁のような相棒の後風呂なんか
死んでも入れん!
 
 
お風呂から上がってくると
相棒はさらに痒い痒いと
言いだし・・・
 

全身に貰ってきた
フルコート軟膏を塗ってから
休みます・・・・
 

ついに我が家にもやってきたか?
中国からじゃないけど
老人性皮膚掻痒症が・・・?
 
 
相棒の姉の旦那さんより
軽症なんかしら・・・?
 
 
今の所履き口がゴムの靴下でも
嫌がらないし・・・
 

下着やステテコも腰回りのゴムは
行けてるみたいだし・・・
 

よく分かりませんが・・・
治るものなら早く治してくれないと
 

相棒が入った後の
お風呂掃除が大変!
 

肉料理をした
お鍋を洗ってるようなゲトゲト・・
 

年を取ると言うことは・・
いろんな病気が手招いて待っている
 

広き門ををくぐることに
なるのでしょうね・・・?
 

この病気と死ぬまでつきあうことに
なるのかしら・・・?
 

覚悟の1歩です・・・!