昔は物のないところから
働いて新しい物を少しずつ
増やす楽しみがあった・・・
 

家具や日常品や食器類や
布団や衣類に至るまで・・・
 

特に子どもは日々成長していくので
着る物や履き物がすぐ小さくなり
 

一緒にお店へ連れて行って
体に合わせて
買ってやる楽しみがあった・・
 

わたしは月初めや月末は仕事に追われ
祭日や日曜出勤も
余儀なくされていた・・
 

確か子どもが上が6歳ぐらいで
下が3歳ぐらいの時だった・・・
 

ある月初めの日曜日に
相棒が子どもの洋服を買いに
お店へ連れて行こうと言い出した時に
 

「ごめん!仕事が忙しくて
その日は休めない。」と断った・・・
 

相棒は自分が一人で
二人の子どもを、お店まで連れて行って
 

上から下まで新しい衣服や靴を
買ってその場で着せて・・
 

今まで着ていた古い衣服や靴は
店員さんに、全部捨ててくれと言って
持ち帰らなかった・・・
 

「男の人が子どもを連れて行って
よく体にあった洋服が
選ばれたわね・・スゴイ!」
 
 
と相棒を褒めてやったとき・・
相棒はニンマリ笑って
黙っていたけど・・・
 

あとで娘が・・・・
 

「お母さん、お父さんは店員さんに
二人の子どもを置いておっか~に
逃げられてど~もならん!
 

この子達の体に合った衣類を選んで
着せてやってくれ!
って言うんやよ!」と聞いて・・
 
 
さいか~?
こんな時から不幸なやもめ宣伝しているんか?
 
 
わたしの稼ぎで家のローンを
払ってるのに・・・
なめんなよ・・・!
 
 
とか思い・・・
 
 
何をしゃべっても
子どもは母親の味方だから
筒抜けなのにねぇ・・・
 
 
だけど、この反対に・・・
旦那に逃げられて子どもの
洋服が選べん・・・??
 
 
なんて主婦がお店で言っても
ただのアホカイナぐらいに見られて
通じないと思う・・・?
 

男の人は子育てで割と女の人の
同情を買うもんだわ・・・
と・・ふと思った・・・
 
 
物が貯まっていくのが
嬉しかったあの頃・・・・
 

空間がぎっしり物で
埋まって行った・・・
 
 
今じゃ・・物をなるべく増やさず
空間を少しでも多くして・・・
 
 
転倒しても怪我をしないように
自由にのびのび身動きの出来る
 
 
広々とした部屋に住むことに
あこがれています・・・
 
 
いずれは永遠に断捨離の
運命にあるわたしたちが・・・
 
 
日々不用品の
断捨離整理を続けています・・・