前のうちの新築住宅がほぼ完成間近と
なってきた・・・
 

最近は玄関もガラ開けで工事をされているので
うちの家からも間取りがよく見える・・
 

玄関を上がったところにまっすぐの階段が
配置され・・・
 

60代後半の親夫婦と40代後半の
息子さん夫婦にお子さん二人だったか・・・?
そんな家族構成だと思う・・・
 

あの階段を上る組は
息子さん夫婦か・・それとも親夫婦か・・?
 
 
家政婦は見たくなる現象???
 
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以前別の地域で
わたしと同年代のご夫婦が
 

新築されたときに同じように
自分たち夫婦とお子さん二人に・
親夫婦が同居されていた家族・・・
 

設計は奧さんが設計会社の方と共に
希望を言ってチェックしながら
建てた新築住宅・・・
 

ご主人はおとなしい方で
一切奧さんの言うことに口出しをされないで
すんなりと決められた間取り・・・
 

お年寄り夫婦の土地に
ご主人の退職金で家を建てられて
ご一緒に住まわれていた・・・
 
 
当然2階には若夫婦が住んで
親夫婦は階下に住まわれてることと
思ってたわたしに・・・
 

ビックリする事実が判明・・・!
 

あろうことかその奧さんは・・・
「わたしたち夫婦が下に住んで
爺さんばあさん夫婦は
2階に住んで貰ってるの・・・
 

だって・・年が行くと運動をしないから
足腰が弱ってくるでしょ・・
 

一日3往復だけでも階段の上り下りを
して貰うと足腰に筋力が付いて
本人のためにとてもいい運動になるから・・・?」
 

と言われてた・・・?
 

なんたる思いやり・・?
合点いかんと思ったけど黙って聞いていた・・
 

年が行ったらその日が最高で日ごとに
だんだん体力が弱ってくるのを見越して
 

なるべく足腰に負担の掛からない
段差のない部屋をお年寄りに与えるのが
 

親に対する子どもの気配りと言えるんじゃないかと
思っていたわたしには・・
 

その仕打ちが・・・
納得いかなくて・・・
心の奥にかすかな衝撃を覚えていた・・・
 

不安に思っていたことは
単なる杞憂ではなかった・・・・
 

それから半年後・・・
 

お元気だったご主人が
ある日突然車にはねられて・・・
 

打ち所が悪く半身不随の体になり
車いす生活を余儀なくされた・・・
 
 
奧さんは病院通いで
年老いた親の世話が出来ず
二人とも老人保健施設へ入所させられた・・・
 

「お金がないのにいることばかりで頭が痛いわ・・」
と愚痴を言っておられる奧さん・・
 

その事故は決して・・・
偶然ではないような気がした・・