私と同い年の旦那様を持つ仲良しの
元小学校の教師が言った・・・

「うちの主人はすごく腹たちで
言ったことをすぐ実行しないと

少しでも時間が遅れると堪忍袋が切れるのよ・・
田んぼ仕事をしてる時に

10時と3時にはお茶とお菓子の
差し入れをしなくちゃならないのに・・

担任の父兄から電話があって
すぐ切ることができずに話を聞いていたら

30分ほど田んぼに行くのが遅れただけで
主人は腹を立てて
 
持って行ったお茶とおやつを
田んぼの中へそっくりそのまま投げ捨てたの・・・

そんなことの繰り返しで今までやってきたけど・・
男は母親が亡くなると人が変わったように
ずいぶんおとなしくなるもんだわ・・

お義母さんが2年前に亡くなったら
今ではすっかり物静かになって穏やかになり
何でも言ったとおりにしてくれるし・・・

怒ったことがない・・
会話がないのはいつものことだけど・・・

私が昼間どこへ外出しても何も言わないし・・
食事を作るのが少し遅れても
帰るまでじっとテレビを見ながら待っていてくれる・・・

子供たちがみんな嫁いで家を出て
二人っきりの生活になってしまってから

こんな穏やかな生活ができるようになるとは
夢にも思ってなかった・・・」
と言った・・・

それは言えてるかもしれないと思った・・

男は母親が命みたいなところがある・・
嫁に虚勢を張ることで恐れを抱かせ・・・

自分に逆らわずにいるように
母親にも手を抜かずにちゃんと
世話をしてくれという願望のようなものが
 
母親の生存中は
常に頭にあるのかもしれない・・・

嫁の言いなりでは母親もなめられて
粗末に扱われるという危惧が・・・
男に虚勢を張らせるのかもしれないと思う・・
 
 
男にしてみれば
母親が亡くなった後は素直に嫁に感謝や
優しい言葉をかけづらく・・・

その感謝と満足感の気持ちが
母親の亡き後は嫁に逆らわずに
 
 
嫁の意に沿った生きかたを
しょうと思うのかもしれない・・・

うちの実家の跡取り息子である気ままな弟も
周りが甘やかして育てたために・・・

百姓は手伝ったことなど一度もなく
自分ではお茶一つ沸かせない・・・

義妹一人が気ままな弟相手に
親の世話から田んぼ仕事一切を引き受けて
一家を支えてきた・・・

でも義妹のたった一つの自由は・・
弟が会社経営をしていたため・・
収入を自由に使えることだったかもしれない・・

教師をしていた友達にもそれが言えるし・・
相棒にもそれが言える・・・

家計を男が握って細かく言われたら
それでなく心労の多い嫁は・・

もはや我慢ができなくなっても仕方ないところを
お金だけは自由に使わせてくれるので・・

たまにはパ~ッと散財してストレス解消もできるし
それで救われ・・・もってる夫婦仲もある・・

弟も母が亡くなってからは穏やかになり
義妹には一切小言を言わず・・・

たまには頼まれて老人ホームの食事作りに行く義妹に
「ご苦労様」と声掛けするようになったとか・・・
 
 
相棒も母親が亡くなってからは
目に見えてガクッと気落ちしてるような部分もあり
すっかりやせ細ってきましたわ・・・
 
私の言うことを素直に聞いてくれるようになった
ことだけでも大助かり・・・
 
だけどいつも馬の耳に念仏だけどねぇ・・・
そうやすやす癖まで変わったりしませんて・・・・・
 
 
母親を亡くした男の未来の姿です・・
皆様も今はつらくとも・・・
 

威張ってるご主人にはタイムリミットが
必ず訪れますから・・・
それまで頑張ってくださいませ・・ね
 

っていうか・・・
現代版はその逆ね・・・
 

ご主人のほうが奥様のタイムリミットの訪れを
お待ちくださいますように・・・