娘が塾の帰りだと言って夕方6時頃に
孫娘を二人連れてやってきた・・・
 

パパと孫息子は家にいないと言うことで・・・・
何か食べさせて・・・と。
 
 
そこで・・孫娘次女のKが
最近お隣のおじいちゃんにまで
反抗するようになったと・・・娘は嘆いている・・
 
 
孫娘Kは知らないだろうけど・・
今孫たちが住んでいる家も・・
 
亡くなった婿殿の祖父が結婚祝いに
建ててくれた注文住宅だし・・
 
 
婿殿のご両親は孫息子の大学の入学金や・・
孫息子の車購入費も
 

県外へ出たことを思えば安いもんだと
援助してくれた・・・
(その代わりに田んぼを手伝う約束で・・)
 
 
働いてる娘夫婦に代って孫息子の
高校までの送迎を三年間やってくれて・・
 
 
孫息子が卒業すると
引き続き今度は
 
 
孫娘長女のために
頑張って高校まで送迎してくれている・・・
 

授業が終わると
高校まで迎えに行き・・
帰りはコンビニで弁当を買って食べさせてから

塾まで送ってくれているのは
おじいちゃんのおかげである・・・・
 
真面目一方のおじいちゃんは
孫達が道を誤らないように
優しく時には厳しく孫達をしつけてくれている。

娘や上二人の孫達はおじいちゃんの意見に
素直に従ってるのに・・・
 

Kは思ったことを遠慮なく言いっ放す性格のようで・・
一悶着起こしたという・・
 
 
その内容とは・・・
おじいちゃんが孫娘の家を訪ねてきたときに
 

玄関先に10円玉が1個落ちていたという・・
 

おじいちゃんは中にいたKを呼びつけ
 

「お金は大切なものなのにこんな足元に落として
拾いもせずにいるなんて横着すぎる!
金のありがたみがわからんのか!」
 

と怒鳴ったそう・・
 

孫娘Kはこの頃は自転車で部活にも通ってるし
迎えに来てくれって電話も掛ける必要がないから

制服のポケットにも10円玉は入れず
財布も持たずに学校へ通ってるというのに・・と思い
 

「あたしじゃない!!」と言い返すと
 

「誰であってもこのうちの前に落としてあるお金は
ちゃんと大事に拾っておかなあかん!
お前らは金を粗末に扱いすぎや!」
 

とおじいちゃんはまた怒鳴ったそう・・
 
 

・・・お金をポケットに入れて
ジャラジャラ落として歩くのはいつもパパだよ・・
 
 
よく確かめもせず
叱られ役はあたしばかり・・・
 
 
これは冤罪だと思ったけど・・・
同じ事でパパが叱られるのは可哀想になって
それ以上弁解せず・・・
 
 
それでも腹の虫が治らず
おじいちゃんの立ってる前の玄関ドアを
 
 
バシッと力任せに思いっきり締めて
中からカギをかけてやったと言う・・・・
 
 
おじいちゃんの話は一方的で
理不尽やろうとKは言うけど・・・・・
 
 
落ちていた10円玉でもお金は大切なものよ・・・
もし落ちていたお金が千円札とか1万円札なら
誰でも喜んで拾っていたと思うわ・・
 
 
あんたは休みの日の部活で
パパが迎えに来るのを忘れたときに・・
 
 
10円玉の持ち合わせがなくて
職員室の先生もみんな帰ってしまっていた後で・・
真っ暗になっていて・・・電話もできず
 
 
大雪の中を・・・
朝車で送ってもらってきた格好のままで
中学校から家まで薄着で1時間余りかかって
歩いて帰らねばならなかったやろう・・・・
 
 
そのときの寒くて辛かったことを思い出せば
10円はとても大切なお金よ・・・
 
 
そのときに足元に10円玉が落ちていたら
きっとそれを拾ってどこかの家へ駆け込んで電話を借りて
電話を掛けていたかも知れない・・・
 
 
たかが10円と思ってもそれほど大切なお金なの・・・
責任逃れすることだけが得策ではないわ・・
 

おじいちゃんの言ってることは決して
あんたを犯人扱いしてるわけじゃない・・
 

言葉足らずだけどそれは家族全員に言ってる言葉で
もっともな事よ・・・!
 
 
お金は金額にかかわらず大事に取り扱わないとね・・
 
 
といい聞かせたけど・・・
果たして解ってくれたかしら・・・?
 

反抗期の中学生の取り扱いは世話が焼けます・・(;^_^A