年子の妹が電話してきた。
「羽ちゃんちょっと教えて・・・
今年の春に保育園の子が飢えた稲を刈って

そのお米を炊いて保育園児全員に
食べてもらうんやけど・・

電気炊飯器じゃなくて昔の釜戸と
お釜で炊くんやわ・・

わたしお釜でご飯を
炊いたことがナインよ・・

近くにいるMちゃん(末っ子の4女クン)に
電話して聞いてみたんやわ・・・

わたしらはお米の炊き方は
・・・はじめちょろちょろなかぱっぱっ
 赤子泣いても蓋とるな・・・って
習わなかった?
 
それがMちゃんが言うには(年子の妹の5歳年下)
『Hちゃん(年子の妹)
その言葉は中が抜けてるで~・・・
 
はじめちょろちょろなかぱっぱ・・
引きずり出して混ぜ返し・・
赤子泣いても蓋取るなやと思う・・・』

と言うんやわ・・
なんか貯金を引きずり出すみたい・・・
 
はじめは少しずつ使って
途中からパッパラパンに使い出し
 
赤子泣いても財布の蓋を開けるな!
もう買うお金がないから・・みたい・・・』

「Hちゃんあんたの言うことが
合ってると思うわ・・

4女クンの言うとおりにしたら
ご飯がめっこご飯になりそう・・

世話役はあんたひとりなん?
もっと他にお釜経験者はいないの・・・?」

と聞くと
「わたしより6歳年上の人と二人なんや。
でもその人も電気炊飯器ばかりで
お釜は使ったことがないんやて・・

でも羽ちゃんがそれで合ってると言ってくれて
自信が付いたわ・・その通りにやってみる・・
今から行ってくるね・・・」

と電話を切った妹・・・
 

どうかわたしに似てオッチョコチョイの妹が
途中で引きずり出して混ぜ返しませんように・・・

新米ご飯が旨く炊きあがりますように・・・