娘の孫息子が普通免許が取れたと言って
娘と一緒にやってきた。
 
合格したらお小遣いを上げると
約束してあったから・・
 
車もちゃんとパパに買って貰って・・・
(・・・と言っても最初は中古車の2年落ち・・・)
 
大学までの電車の3ヶ月定期が
丁度切れる頃に
取得できて良かったと言ってる・・・
 
「最初は危ないから慣れるまでは
誰かが横に乗って
アドバイスをしてあげないといけないわ・・・」

と言ったら娘は
「わたしは御免よ!危なっかしくて・・
それはパパの仕事!」

パパは娘の面倒な雑用を文句も言わずに
一手に引き受け家のため子どものために
ひたすら尽くしてくれてる・・・・・
 
トイレ掃除やお風呂掃除や
子どもの部屋の掃除は
パパの仕事なんて行ってるけど・・・
 
罰が当たるでぇ~
 
婿殿を十分いたわらないと
松居一代さんみたいに
なったらいかんでよ
と思っても

わたしが言えた義理ではないけど・・・
 
でもわたしは大仏様のように
全く動かない相棒を当てにせず・・・

何もかも自分が手配して
相棒や自分や子ども達の車は
わたしの知り合い関係で買い求めた・・・

家の改修工事も娘の結婚前にと思って
相棒が単身赴任中に自分で業者と交渉して
やってのけたわ・・・
 
相棒は職場では優秀であっても・・・・
家では0点よ・・・!
 
それを思ったら娘は優しくて
よく気が付く婿殿が当たって幸せだと思ってる。

だからむやみやたらに婿殿を
こき使っちゃ~ダメよ・・・
 
今年の春は孫息子は田植えで頑張った・・・

田植えはクラブ活動をやってるときよりは
よっぽど楽や・・と言い

大人の3倍速の動きで仕事を成し遂げて
すごく体力のあるのにびっくりしたと娘は言う・・

「俺・・国公立に落ちたばかりに
親にすごく金を出させて迷惑掛けてる・・・
その分体で働いて親孝行するわ・・」
と言ってる・・

懐かしいその言葉・・・
 
親孝行してあげると・・・
 
遙か遠い昔に息子の口から聞いたっけ・・・

わたしが倒れたときに
相棒は慌てるだけだったけど・・
 
応急処置をして・・
救急病院へ運んでくれたのも
息子だったっけ・・・

息子は無口すぎて
普段は頼りげなくて
歯がゆいことばかりだけど・・・
 
近くにいてしょっちゅう顔を出し
声を掛ければいつでも駆けつけてくれる・・・

そんな息子の存在をありがたいと思ってる・・

孫息子は将来は公務員になって
家から通えるところに就職して・・

ずっとおじいちゃんおばあちゃんと
パパやママの面倒を見ていくと
わたしに言った・・・

少しでも人のために役立ちたいと
休みの日には

ボランティア活動をして小中学生と合宿したり
空き缶やゴミ拾い歩きをしてる・・・
 
運悪く国公立に落ちたことで・・・・
頂点からどん底経験した孫息子は
うんと泣き・・・

そこから這い出して心を改め・・・
前向きに生きると決めたことで・・・
人間的にも一回り成長したようで嬉しい・・・
 
そのままずっとその気持を
持ち続けてほしい・・・

わたしはひたすら見守るだけ・・・