昨日娘婿殿が孫娘長女Mと次女Kを
連れてきてくれた。
 
娘は孫息子の自動車学校の送迎があるから
と言ってこられず・・・
 
孫息子は
「羽おばあちゃんにお世話になっているから
お礼に好きな香水をネットで購入したけど・・・

自動車の免許が取れたら自分が車を運転して
直接持って行きたいからそれまで待ってて・・」
と二人の妹達に伝言を伝えて・・・

婿殿は結婚する前と
結婚してから約20年経った今も
その性格はちっとも変わっていない・・・

穏やかで他人に対する気持の優しさと
気配りはちっとも変わらず
二人の娘がパパのことをずっと好きなはず・・・

母の日に婿殿は毎年恒例のように
わたしの好きな甘くて美味しい岡山の桃を
ネットで注文してプレゼントしてくれていた・・

今年はまだ桃が感熟し切れていないと言うことで
桃ゼリーや桃スイーツなどいろいろな詰め合わせを
送ってくれていた・・

あまりのおいしさに(相棒はお酒以外は興味なし)
わたし一人で食べるのがもったいなくて・・

半分だけ頂いて残りは
ふだんは滅多にこんな美味しいものは
食べられないだろうと・・・

娘の3人の孫達におすそ分けしたいと
暇が出来たらいつでも良いから取りに来てと
連絡してあった・・・・

孫達にはそのときには近所の激安ショップで
気に入った衣類をほしいだけ買ってあげると
約束もしてあった・・・

ところが孫達が来た昨日に限って・・・

わたしはまたもや何十回目かのギックリ腰にやられ
激痛に襲われ・・外出なんて到底無理~・・・

「ば~ちゃんはとてもお店までついて行けないわ・・
パパにお金を渡すから欲しいものを買って貰って・・・

だって杖に頼らないと1歩も歩けないし・・・
(杖は54才の時の腰の手術時のリハビリ用のもの)

こんな体の不自由な者と一緒に歩くのは
あなた方も恥ずかしいでしょ?」

と言うと・・・

孫娘は二人とも声を揃えて「ぜんぜ~ん!」
との返答が・・・

優しいパパさんが「お店で車いすを貸して貰って
僕が押しますよ・・・

僕は娘の衣類や下着の売り場に一緒に付いて歩くのは
どうにも恥ずかしくて困ります・・

次女Kなんかだったら気に入った衣類はサイズが合うと
瞬買いしてくれるので楽ですが・・

長女Mの場合は同じ場所に30分ぐらい悩んで見ていて
さぁ~て決まったのかなと思うと・・・

やっぱり何を買ったら良いのか決められないから
今度でいい・・・

と結局何も買わずに帰るので・・・
誰かにアドバイスを受けて促されないと
この子は思い切って何も買えません・・・

この子には決断力が無いので・・
是非お母さんが選んでやってください・・
車いすは僕が借りてきますよ!」
と温かいお言葉を・・・

孫娘二人も「あたし達も車いすの扱い方は
慣れてるし代わり番こに押してあげる・・
パパの車で一緒に行こうよ・・・!」って・・・

みんななんて優しいの・・?

相棒にも・・爪の垢では少なすぎて効果は薄いので
お前達の足のかかとの粉を3人分混ぜて
大盛りで飲ませてやりたいよ~・・!

結局は婿殿の車の助手席に・・・

孫娘Kがドアを開いて待機してくれていて
おしりからドカンと座ってから足を乗せて・・・
座ったらまた孫娘Kがさっとドアを閉めてくれた・・

お店に着いて下りるときも孫娘kは
自分が先に後部席から飛び降りて

わたしのドアを開けて待っていてくれて・・・
下りたらさっと杖を差し出し・・・
 
すぐさまドアを閉めてくれたのも
孫娘K・・・

本当に今相手が何を望んでるのかと言うことを
すぐさま察知できるのがK・・・

Kが走って店内へ入り
お店のショッピングカートを押しながら走ってきて

「おばあちゃん杖の代わりに一度これに掴まって
立ってごらん!

老人用の歩行器の代わりだと思って
ゆっくり掴まって歩くと楽ちんだよ。」
と言われそうしてみた・・・

ホント・・
これなら杖がいらないし・・・
ゆっくりなら痛みもそれほど感じず移動出来る・・

幸い車いすも杖にも頼ることもなく
孫達の気に入った買い物を済ますことが出来ました・・・

「わたしのことはもう大丈夫だから。」
と婿殿に言い・・・

「孫達の買い物が終わったら携帯するから・・・
それまで何か自分の欲しい食材を買っていて。」・・と
お小遣いを渡した・・・

帰りにわたしが婿殿に母の日のプレゼントの
御礼に買っておいたビールや飲料など持たせて・・・

二人の孫娘を連れて
機嫌良く帰って行きました・・

腰が痛いからと言って大事を取って
家にこもってるのは陰気くさいですが・・・

つかの間でも孫達とのひとときは
痛みも忘れていました・・

来週は同じ年齢の友達4人との
おふらんす料理の食事会もありますし・・

亡き母の百か日でまた車で実家へ向かいます・・

痛みがあっても車ですから
座って運転する分には差し支えません・・

予定通り・・・もちろんどこへでも行きますが
 
それまでになんとか
杖無しでも歩行出来る事を願い・・・

痛みが軽減してくれますようにと・・・
祈るばかりです・・・