実家へ帰る度に幼い頃のわたしの友達が
母のお仏壇参りによく訪ねてくれる・・

私の記憶にあまりないことでもその人達は
事細かに覚えていることもある・・・

もう60年ほど前のこと・・・
その頃の母の従兄弟の男の子。
 
わたしの1才年上だったがは母に似て容姿端麗で
背も高くおまけに文武両道で
常に取り巻きの女子が多かった。

クラスで小学校6年間常に級長をしていた・・・

今も尚その容貌もスタイルもちっとも変わらず
もう70才だというのに50代と言っても人には
通用するかも知れない・・・

その子が「わしの実家に小学生の頃の羽の書いた
習字や絵がたくさんあった・・・?なんでやろう?」
と私を見ていった・・・

「あんたが知らんことを
私が知ってるはずないやンか・・・?

あんた、もしかして先生から預かって
私に戻す作品を忘れて
そのままにしていたんじゃない?」と言うと
 
「覚えてないのでよく分らん・・」とその子は言った・・・
国会の答弁カイナ・・・?

私は習字の展覧会や図画の写生大会や防火週間の
作品を担任の先生に頼まれ出品してた経験がある・・

親戚の叔母さんが
「もしかしてMちゃん(母の従兄弟)は
羽ちゃんのことが好きやったんじゃない?」

と言われたので・・即わたしが答えた。

「そんなことは想像したこともないわ・・・
お母ちゃんの従兄弟やで!そんなん絶対無理!」

と突き放す・・・!

すると・・もう一人の女の子が(私より1才年上)

その子が最近中学校時代の同級会をしたときに
同級生の男の子から

「『わし・・・中学校の時お前から手紙貰ったな!』
って言われたけど・・
私がその子に手紙を書いた覚えはないわ・・・

羽ちゃんから預かった手紙を
その子に渡した記憶があるけど・・

もしかして羽ちゃん・・・その手紙に
自分の名前を書くの忘れたんじゃない・・?

60年間私がその子に手紙を書いた張本人に
なってしまっていた・・・・・」

なんて・・・言われてもねぇ・・・

当時の記憶がございません・・・・
 
 わたしも同じく国会答弁だ~~~!
 
幼い頃の羽伝説・・・

母の死をきっかけに・・
私の知らないところで勃発しています・・・