孫娘長女・・・

土曜日に図書館へ勉強しに行ったら大混雑していて
入れなかったとかで

そのままうちへ来て、ここは温かくて静かで落ち着くからと
一晩お泊まりして勉強し・・・

孫息子の塾へ迎えに来たママと孫息子も合流して
夕食を食べて夜の8時半頃一緒に帰って行った・・・

孫息子長男も長女も
超マイペース型・・・

受験生でしかも倍率は極めて高いところを目指してるのに
これでいいのかと娘一人がイライラしてるが

二人のノホホ~ンとした長男長女の気質は生まれつき変わらない。


孫娘長女が私に話してくれたこと・・・・


小学校は同じで中学校ではクラスは違うが
自分のことをとてもよく理解してくれていて

優しくしてくれてる仲良しの友達がいる・・・


その子は自分がとても苦労していて辛い境遇なのに
いつも笑顔で優しく接してくれている・・・

その子のお母さんはその子が小学6年生の時病気で
亡くなったという・・・

当時その子の弟はまだ小学3年生だった・・・

葬式の時クラス全員で参列したけど
その子は目が腫れ上がるほど泣いていて

可哀想で見ていられなかったそう・・・

父親は勤めに出ていて
夜の帰りが遅かったりするときもあるので

遠くに住んでる母方の祖母が
たまには食事を作りに来てくれることがあっても
毎日とは行かず・・・

その子は小学6年生の時から食事を作り
3歳下の弟の世話をし
掃除や洗濯をしながら学校へ通ってる・・・

でもちっともそんなことで辛いなんて言ったことがないし
孫娘がバテてるときには反対に勇気が出る言葉や

希望がわいてくるような歌をたくさん
プレゼントして励ましてくれたという・・・

いつどこで会っても
どこからそんな笑顔が出てくるのかと思うような笑顔で

いつも明るく振る舞っているという・・・その子・・・

でもここへきて
たった一つだけ真剣にお願いされたことがあったという・・・

孫娘たちの目指す高校は
二人に一人は落ちる確率が高い進学校で・・・

私立と併願を掛けてから受ける子が多いんだけれど・・
その子はお母さんがいないから

落ちたら私立の費用は出してもらえないから・・・
こうお願いされたという・・・

「私とMちゃんのどっちかが一人落ちるんだよね・・・
Mちゃん・・二人で志望校のランクを一つ落として

K高校にしない・・・
そこなら二人ともトップで特進絶対確実よ・・・!」
と言われそう・・

孫娘はその子にとても親切にされているから
何でもその子の頼み事は聞いてあげたいと思うんだけれど・・・

せっかく今まで一緒に同じ目標を目指して
頑張ってきたのに・・・

今更志望校を1ランク下げるなんて・・・辛すぎて・・
ずいぶん迷った末に

「その高校を受験する人の気持はみんな同じだと思うよ
諦めず二人で最後まで頑張ってみようよ・・・」


と言ったそう・・・

嫌われたかも知れない・・・と言う孫娘M

「人の気持に添って生きると言うことは難しいねぇ・・
今まであんなに親切にされていながら・・・

その子の気持に応えてあげられないのが
とても辛くて悲しいわ・・・・」と言った孫娘長女・・・


生きてる限り人には絶え間ない試練がつきまとう・・・

それをどう乗り越えていくのかは本人次第である・・・



私は黙って見守るだけ・・・・・