先日お盆休みで来ていた娘が
帰り間際にぽつりと言った・・・・


「お母さんわたしは恵まれているわ・・

もう私たちの年齢になるとお友達の中には
お父さんが亡くなったり

お父さんと離婚して
一人暮らしをしているお母さんが結構いるのよ・・


お盆に帰っても一人暮らしのお母さんは
自分の生活がいっぱいで・・・


子どもたち家族を呼んで一緒に食事する
経済的な余裕が無いそうなの・・・


それで子どもたちが相談して
お母さんを外へ連れ出して子どもたちの家族みんなで
食事をしてるそうよ・・・


その食べるお金はねぇ・・それぞれが出し合い・
お母さんの食事分だけは
子どもたちが平等に分担しあうそう・・・


うちのお父さんは超わがままだけどまだお母さんを
大切な人間として扱ってるし・・・

お母さんがいないと何一つ出来ない
かわいそうなお父さんなのよ・・・・


お友達のご両親の中には
もっともっとお父さんがわがままで


お母さんを女中さんか家の使用人のように蔑み
扱ってるのに・・・


お母さんは年を取りお金も帰る家もなく・・・
一言も逆らわずじっと耐えて・・・


お父さんに尽くしてるお母さんを
わたしは知ってるわ・・・


わたしはお母さんがお父さんのことが嫌になって
出て行ったり離婚してたら・・・


お母さんが我慢できなかったのなら人のこと言えないと
きっとわたしもそうなってたかも知れない・・・


でも何事があっても余裕で笑顔で対応してる
お母さんのたくましさと図太さを見て育ったから・・・


わたしもきっとどんなことがあっても
最後まで乗り切れそうな気がする・・・・


いつでもどんなときでも私たちがゆっくり帰れる家を
しっかりと守っていてくれてありがとう・・・


わたしはとても恵まれているって・・・
今になって感じたわ・・・


お母さん本当にありがとう・・・・!
恵まれた人生を歩ませてくれてありがとう・・・



そう言って帰って行きました・・・



娘のその言葉で・・・

膝の痛みも目の回るような忙しさの中の疲れも

いっぺんに吹き飛んだようなさわやかな気持ちです・・・



娘よ・・・

こちらこそ・・・


あなたが私たちの所へ生まれてきてくれて

本当にありがとう・・・