長く患っている人で無い限り
事故で失う命は気付かないと
あっけなく終わってしまうものかも知れない・・・


娘がそんな風に感じたと言って

「お母さん、お父さんをいつまでも寝かせておかないで
たまには息をしてるかどうか確認しに二階へ上がらないと
大変なことになるよ・・」

とおかしいことを言う・・

「どうしたの急に?・・」と尋ねるわたしに

「パパが休みの日に離れてる祖父母宅の庭の剪定に行ったの・・
おじいちゃんは亡くなってそこには誰も住んでいないんだけど


あまりにも庭木がボウボウでみっともないからと行って
朝早く一人で出かけて・・・


低いところだから大丈夫だとビールケースを2箱重ねて
その上に乗ってやってたの・・


そしたら足下がぐらついてコンクリートの地面の上に
頭から落ちたらしいの・・・


そこら中血まみれ・・
首に巻いてたタオルで頭を縛って・・・


持ってた携帯で近くに住む叔母さんに連絡して
近くの救急病院へすぐ運んでもらったそう・・


病院から連絡を受けてすぐ駆けつけようと思ったのに
まだ朝早くて眠ってる長男を起こしてると間に合わないし・・


起きてる娘を連れて行こうと思っても・・
長女はびっくりしてパパ死んじゃうと言って
震えて泣きじゃくるし・・


仕方なく一人で病院へ駆けつけようとしたら
次女が様子を察知して玄関で靴を履いて待ってたわ・・・


『わたしなら怖くないから大丈夫。
ママと一緒に行くよ。』と一緒に付き添ってくれたの・・


頭の動脈が切れて大量出血だったそうだけど・・
発見が早くて無事だった・・・


パパが意識が遠のく寸前に近くに住む叔母さんに連絡してくれて・・
叔母さんがすぐ近くの医大へ運んでくれたおかげで
命は助かった・・・

わたしは今子ども3人置いてパパが45歳位の若さで
死なれたら大変だと思ったわ・・・


普段は子ども中心で
あまりパパのこと大事にしてなかった・・


死なれたらずっと悔いが残ったと思う・・
これからは命が助けられたことに感謝して・・


パパをもっともっと大事にしないといけないと
家族全員で誓い合ったわ・・・・・


パパも「こうして人は一瞬の事故で意識朦朧として
知らぬ間に死んでいくのかと思った・・・」
と言っていたわ・・・


神様と・・病院へすぐに運んでくれた叔母さんに
一生感謝し続けるわ・・」


と娘が言う・・・
本当に命が助かって我がことのように嬉しい・・・


わたしも同じね・・・・


相棒が生きているからこんな気ままが
許されているんだし・・・

隣のご主人といつも比べてきたけど
こんな相棒でも使いやすいし・・・
相棒の換えは他の人では効かない・・・


これからはこまめに気配を確認しながら
連れ添って行こうと思います。