相棒がこの4月から満70歳になり医療費の個人負担額が
2割になった・・


医者に通う通わないにかかわらず・・


自分の言いたい放題やりたい放題で生きてる相棒は
きっと長生きするでしょう・・・



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あるところにご主人はすでに亡くなっていて・・・
96歳のご老人で身動きが全くとれない母親がいた・・


同居してる末っ子の娘さんがデイサービスを利用しながら
独身を貫いて働きながら親の介護をしてきたが


母親は高齢になり・・身の回りのことが一切できなくなった・・・
自分も食べていかねばならず・・・


そうかと言って今日明日やも知れぬ命の灯火が消えゆく母親を
いまさら施設に預けっぱなしにするのはしのびがたくて・・・


姉妹5人で相談の結果、最後は平等に介護をしょうと・・
県外へ嫁いだ娘さんたちがシフトを組んで
24時間介護に当たることになった・・・


その娘さんのうち3人は看護師で・・・
保健婦や助産婦の資格を持って働いていた・・・



看護はおてもやん・・みんな専門職。


最初はみんな張り切って介護日記を付け時間ごとの
検温や食事内容おむつの取り替え回数お通じのあるなし・・


その日の母親の状態や言った言葉・・・
してあげたお世話の内容など事細かに
介護日記に付けていったそうな・・・・


それを見た姉妹たちはほかの姉妹に負けぬくらいの
お世話をしてあげたいと必死でお世話を続けた・・・


でも消えゆく灯火でも寿命がある間は燃え尽きたりはしない・・
娘さんたちがシフトを組んで世話に当たってから
3年も経つ頃には・・


それぞれが毎月日数を決めて県外から実家へ通って
泊まりがけで母親の世話をするには
体力の限界に近づいてきた・・・



介護日記の最近に・・・



「母親が夜中に何度も呼ぶが・・・
疲れて無視した・・・・」



とある日の当番に当たった者が
書いたそうな・・・



それを見たほかの姉妹たちは
思わず心がほぐされ・・・


切羽詰まった緊張感がとけて・・
心に余裕を持って
介護ができるようになったという・・・



その母親は今もなお生存中・・・