先日故郷に住む年子の妹が電話で

母が嚥下困難になってきた
と知らせてくれたので



今年は息子の42歳(数え年)の厄年だし
母から厄年祝いをもらっている息子を連れて
(・・というか息子の車に便乗して・・・?)



息子のお祝い返しも兼ねて息子と一緒に
母の見舞いに帰って来た。



何時も週末に(金曜日から)サッカーの練習の帰りに
泊まっていく孫息子次男も一緒に・・・



息子が椅子に座らせてある母の前に両手をついて



「おばあちゃん変わりありませんか。Yです。解りますか?
この間は僕の厄年のお祝いを
たくさん送って頂いてありがとうございました。」


と深々頭を下げた。



母は息子のことを可愛がっていて記憶にあったらしく

ニッコリ笑い「Yか遠いところへよう来てくれたな・・」と言い



息子の子供2男が幼いころの息子と似ていて

面影や雰囲気がそっくりだと言った・・



母は最近は体の調子のいい日とそうでない日が
繰り返しあるそうで・・・



今日はちょっとダメの日で・・椅子に座らせていても

すぐそのまま目を閉じて眠りモードに入ってしまう・・・



母の細くて冷たい両手両足を血の巡りが良くなるように
暖かくなるようにと祈るようにマッサージしながら・・・



眠ってる母に「お母ちゃん私が誰か解る?」と聞くと
耳は聞こえてるらしくニコっと笑って目を開けて
「羽や・・」と答えてくれた・・・



母が生きている間は少しでも快適に暮らして欲しいと
週3回ほど車いすでディービスに通うときに着ていく



暖かくて軽いコートと裏地がフリースや起毛素材の
スラックスを3本洗い替えに着せてと義妹に渡しておいた。



義妹にも母の介護の苦労を労い感謝の印に
今ばやりの若向きのコートと何か欲しいものを買ってと
少し早いけどお年玉を母とともに二人分渡しておいた・・・



お正月には来れないけどよろしくお願いします・・
と言いながら・・・



母は・・帰るときに息子にガソリン代やとお小遣いをくれて
孫息子になにか買ってもらえとお小遣いを渡し・・



私にもお年玉やと言って用意してあったぽち袋をくれた・・
・・・中をそっと開けてみた・・・・2万円也・・・・



いらないと言って返すと母が悲しむから
親の好意はそのまま受け取ってくれと・・・



弟が私達姉妹みんなに言った・・・
何を忘れてもそれだけは忘れず・・・

しっかり守ってる私達姉妹・・・・



お母ちゃん・・・
やせ衰えてやっと息をしている状態で・・・
もう子供のことは何も心配しなくていいんやで・・・




私たちはもう十分お母ちゃんには良くしてもらったと
感謝してるから・・・・




・・・・親思う心にまさる親心・・・




・・・・母の命が今この世にあることに感謝いたします・・・・