遠い親戚で97歳のおばあさんが亡くなった・・・



妹の話によるとそのおばあさんは亡くなるまで自分の食べるものは
自分で買い物に行ってこしらえていたという・・・



「どうして・・・・お嫁さんはどうしてるの・・・?」



って聞いたら「先にボケてしまって家事が何もやれない。」と言う・・



だからおばあさんは自分がしっかりしないとダメだと思われたらしく

自分のことは自分でしていたとか・・・




染めないのに髪の毛も白髪が1本もなく黒々としていたと言う・・
(これは体質か・・・?)




姑さんよりお嫁さんが介護疲れで先に逝くのも悲しいけど・・・
若年性アルツハイマー病でお嫁さんに先にボケられることも
姑にとってはとても悲しい事・・・・・




お嫁さんにはまだ姑さんが亡くなったという事実が
よく把握できていないらしい・・・




何事も年の順に・・・ならぬのが世の定め・・・




息子さんはお嫁さんの世話が必要になり
おばあさんは自分のことは自分でしなければと
頑張ってこられたらしい・・・




おばあさんは息子さん夫婦と別棟に住んでいて
おばあさんの身の回りはきっちり整頓されていたそうだが・・・・



本屋に住む息子さんは急いで人の入る場所だけは

掃除されていたそうだが男手では行き届かず ・・・・



家の中はひどい荒れようだったという・・・




おばあさんの葬式に出るものと
何も出来ないお嫁さんの世話をする人が必要になり




二人ががりで葬儀に参列したと妹から連絡があった・・・




夫婦間ではどちらが先にボケても最後まで見ることにして
先ボケしたら相棒、堪忍してや・・・・・