仲良しの友達から電話があった・・・
いつもの長話・・・



ご主人の件で・・・
ご主人は私達より4歳年上・・



結婚するときは親の勧めるがままに
特にイヤということもなかったので



あまり長く居心地が良くて実家にいると
二人姉妹の妹さんの縁談が遠のくと思って



ちょっと違和感があったけど・・・

特に断る理由も見つからずお見合い相手と結婚した・・



福井県は夫婦の共働きが日本一の県で・・
その当時は家持の旦那さんは

みんな親と同居していた。



旦那さんは家で仕事をしてる職人さんで

彼女は事務員として結婚してからも同じ会社に勤めていた・・



ご主人のご両親が2人のお子さんの幼稚園の送り迎えから
世話の殆どをやってくれて



夫婦共働きで2人の子供さんを
県外の大学へ出し就職して結婚させた頃・・・



安心したのかご主人のご両親は相次いで亡くなった・・
一人っ子のご主人が糖尿病を患ったのはこの頃から・・・



夫婦二人だけになりこれからやっとお金のことを気にせずに
ゆっくりと暮らせると思ったのもつかの間で



ご主人は定年退職のない自宅で働く職人さんなのに
糖尿病のため病院へは通っているが



体がだるくて仕事の意欲がなくなったと言い・・

日がな一日横になっているか寝ている・・



友は65歳を済んでから再びパートに出だした・・
ビル掃除のバイトである・・・



ご主人の少しの年金が入った通帳に
自分の年金とパート代を入れて
これで少しは息がつなげると思っていたところ・・



ある日通帳が引き出しから飛び出してるのを見つけ
中を見るとほとんど残高がゼロに等しい・・・



一体いつの間にこんなにお金を使い込んだのだと思って
ご主人に問いただしたら



寝てばかりいるとストレスがたまるので
パチンコへ行ったら・・・最初は大勝ちしたので・・



こんなに儲かるのならチマチマと仕事をしてるより
こっちの方で楽に儲けたれと・・・



毎日通い始めたらだんだん負けが込み・・
元が取れたらもうパチンコはしないで地道に働き直そうと
決心したそうだが・・・



それからあとは一度も大勝ちできなくて・・・
焦って敵討に行ってる間に全部使い込んでしまったと言う・・



「約40年前に主人と結婚する時占ってもらったら
この結婚は順風満帆だけど晩年は苦労すると言われたの・・・



そんな先のことが解るはずがないと思って
信じないで結婚してしまったけど
悪いことってホント当たるもんやわ・・・



それからは年金は

主人の入ってきた分だけはそのままにして



自分の入ってくる年金とパート代は生活費だと言って
主人と一緒の口座には入れないようにしたの・・



金は仇って言うけど今更離婚もできないし
主人も懲りたみたいで再び働き出したし



私も金銭管理をしっかりするようになったから
まッいいか・・



私は退職金が出たのに主人は退職金のない自営業だし
私からの退職金だと思って諦めたわ・・



でも通帳を見てびっくりした時の気持は本当に
心臓が飛び出しそうだったよ・・・」




という話・・・




結局は自分を納得させたかっただけ・・・???



イヤ腹が立って電話してきたけど話してる間に落ち着いて
自分で一件落着させちゃったのかしら・・・???




皆さんは真似をしてはいけませんよ絶対に・・・!