相棒の友達が奥さんと魚屋さんをやっている・・・



もう齢だからボチボチと二人が食べていける程度でいいと
全く欲がなくてお人好し・・・



一応電話であんたの好きなカレイを半乾きにしてあるから
今から持って行っていいかと聞いてくる・・





車でほんの2,3分の距離だからご返事をして財布を探してる間に
はや玄関に到着してる・・・





今回は1枚が20センチぐらいの大きさのカレイで
頭を取ってあって焼くだけっていうのが7匹で1,300円・・・



安過ぎて申し訳ないから
配達もしてもらったんだしせめて2,000円は取って・・お願い!
といっても聞き入れてくださらない・・



・・・損こいてしまうでこんな商売では・・・



もっとひどく心が痛むのは
相棒がお店まで出向いてお魚を買いにいくと・・・



その友達の魚屋さんが何故か・・・
大根やキャベツや白菜を袋に入れて
おまけだと言ってくださることがある・・・





今は野菜が高くて大根半分でも200円ぐらいしてるのに
おまけの野菜のほうが高くなりそうだから・・・






野菜代も一緒に取ってもらってと相棒に言うのに
ただのモンで金は取れんと堅く断られたそう・・・





・・・と言うのはこの魚屋さんは朝市で仕入れの時に
昨日焼いた焼き魚や揚げ物が残ると






農家の野菜を卸しているおなじみさんに

持って行って上げると




大変喜ばれこれはお礼だと言って

野菜を段ボールでもらってきたと言われた・・




だから二人で食べられんし食べて・・・と言って
おこぼれに預かってしまう・・・





年が行って腰は半分曲がっていても

欲を起こさず



自分たちが食べていかれればそれでいいと

細々と商売を続けておられる相棒の友達ご夫婦・・・




生きていく上で必要なものは決して

お金だけじゃない・・・・




ものの価値観が同じで

相手をいたわる心を持ち





意思の疎通がはかれて

ともに寄り添う心だと痛感しました・・・