今日過ごした時間の中で
たったの10分間が私の中ではその倍にも感じられ
ハラハラした時間がある・・・



今日は亡き義父の月命日の日で
朝6時10分頃お坊さんが見えた・・




急須にお茶を用意して

お布施を持って慌てて仏間に向かった・・・



うちのエアコンは人の出入りを

見てセンサーが動く・・・



月参りのお経は軽く5分ぐらいで終わる予定・・・
そのつもりでお茶出しの用意をしながら

お経を聞いていた・・・




すると突然ギ~っと音がして
お坊さんがお経を唱えておられる
仏壇のすぐ横の天袋が約30度程勝手に開きだした・・・



なんで~?
そこから無造作に縦入れしてあった座布団が少しだけ
斜めに滑って顔を出し始めた・・・



ヤバイ・・・ここで座布団の表層雪崩が起きたら
飛んだ展開になってしまう・・・・



なんで又こんな時に天袋が勝手に開くのよ・・・
こんな筋書きは想定外やんか・・・



これはセンサーの温風がお坊さんを察知して
全速力でそちら方面を温め出したので
襖の扉が乾燥して勝手に開いてきたのかしら・・・



たかが5分のことやんか・・・
大丈夫!・・・今はまだ持ってる・・・あと3分・・・あと2分・・・・



幸いお坊さんはお経に夢中で

仏壇の上をを仰ぎ見ることはしていないみたいで
頭の上の出来事には気づいていない様子・・・



早く終わってぇ・・・
今日は2,3行飛ばしても大歓迎ですから・・・



天袋の開閉状態は

依然30度をキープしたままです・・・




こりゃこのまま行けそう・・



お坊さんはお経が終わって仏壇を背にしたままお茶を飲み
「もう雪は降らないでしょうねぇ・・私はそろそろ
スノータイヤを外そうかと思うんですが・・・」と話し出された。



・・もうそんなこと私に相談しないで早く家へ帰って奥さんと
相談してぇ・・・



「子供を朝、高校と中学校へ送って行こうと思いますと
すごくラッシュに遇い時間がかかりますわ・・・」



・・・・ならこんなトコで時間潰さないで早く送ってあげてぇ・・・





私は早く帰って欲しいばかりで頷くだけの会話・・・



出入り約10分でお坊さんは後ろを振り返らず
頭の上を仰ぎ見ることもなく仏間をあとにし

無事帰って行かれました・・・




どうやら気付かれずにお坊さんの今日のお勤めは

終了です・・・



私はハラハラと胸をなでおろしました・・・



こんなこともあるんですね・・・本当にびっくりしました・・・

お経の間中生きた心地がしませんでした・・・


心臓に良くないと思います・・

以後天袋には気をつけたいと思います・・・