4女クンがあのまま手術をしていたら
第一陣の介護隊員の私は
今日こちらへ戻ってくる予定になっていた。



今日からは第二陣の介護隊員の姉が
宿泊を予約中のホテルはそのまま使い
消灯まで病院の介護に着く予定になっていたはず・・・



それを思いがけない
皆様方の起こしてくださった奇跡のおかげで



手術をしなくて済み・・
おまけに抗がん剤を使わなくて済み・・・



抗生物質の内服薬だけで
1ヵ月ごとの通院で済むことになった・・・



抗生物質は抗癌剤じゃないから
髪の毛が抜け落ちる心配がないという・・・



腹を決めて肩まであった髪の毛を
超ショートにした4女クンは・・・・



頭が寒い寒いと言いながらも

命と引き換えに神様に捧げた髪の毛だと思えば
大した不満はないはず・・・



帰ってからは毎日車で30分の年子の妹宅へ顔を出し
二人で餃子をたくさん作って餃子パーティを開いて



お世話になってる方々のお家へ
餃子を配り歩いたととても元気・・・



4女クンの無事を確認した周りは

安心して疲れがどっと出だし・・・



義妹と母がダウン・・・
熱が出て吐き下ししたという・・・



診療所の先生に往診をお願いして
点滴をしていただくこととなり

年子の妹は実家へ介護に走った・・・



食欲はないが症状は落ち着いたという・・・
みんな口には出さないけれど
心配してくれていたんだと思う・・・



当の4女クン・・・
「退院してから毎日Hちゃん(年子の妹)宅へ通っているのに
ついに今日は締め出しを食っちゃったわ・・



来ても今日はいないから来るなって言われた~あはは~
せっかくおいしい食材を買ったのに・・・」
とあっけらかんと言って笑っている・・・・



あんたのその元気になれるのを祈って

皆がくたくたになるまで心配してたんよ・・・・



こんな何気ない一日が
再び戻ってきたことに感謝しながら・・・




今ある命が何物にも代えがたい
大事な存在であることに気づかされて
生かされている日々に心から感謝している。