今巷では60代から70代にかけて
「卒婚」という言葉が流行りだしてきた。



「卒婚」というのは熟年離婚とまでは行かなくても
子育て卒業、結婚生活卒業、ということらしくて



結婚という形を継続しながら夫婦が別々に住んで
それぞれが自由に自分の人生を楽しむという
やり方だそうである。



夫婦の深い心のうちまでは分からないが
西田敏之が東京に妻子を残して



自分は生まれ故郷の福島へ戻って生活しているのも
一時は記事に取り上げられていたし



清水アキラが「卒婚告白」し東京に妻子を残し
自分は生まれ故郷の長野の実家に戻り
東京と長野の往復生活を繰り返しているということ・・・



そこへ来て加山雄三が妻と別国別居「卒婚」を
発表した。加山は2男2女の4人の子持ちで



自分は日本で仕事をしながら生活し
妻と2女はアメリカで生活していて暇ができると
自分がアメリカへ通っていく通い夫という。



それぞれが語るのは
夫婦の円満の秘訣は一緒にいないことだそうである・・



一緒に長くいるとお互いに頑固で口うるさくなるし
なかなか他人の言葉に素直になれなくてわがままを通し

いらぬ神経を使うものである・・・



たぶん芸能人はそれだけの貯えがあり
二所帯分の生活費の心配がないことも
別居に踏みきりやすい要因になると思う・・・・



私たちのように定年退職後は二人の収入を合わせて
親戚付き合いや子供や孫に援助して暮らしていると
そんな余裕などはとてもない・・・



今朝も私がお風呂のお湯を洗濯機に入れて洗濯中に
相棒昨夜お風呂へ入らないと言っておきながら



ホースの浸かってるお風呂へ
お湯をザーザー流しっぱなしにして入ってる・・・



「私の洗濯物が垢まみれになるやろ、やめて~!
なんで今頃お風呂に入るのよ!しかも早朝に!」と言うと



「急に頭がかゆくなったから・・」と言う・・・

それだけの理由で今度は真水で洗濯やり直し・・・・



食事も時間構わず超まずいのを作って
午後4時半ごろから「晩飯だ食えっ食えっ」て言うけど・・・



お腹すいてる時間じゃないし

私は相棒の作ったものが喉を通らないのよ・・・



自分でおいしいものを作るつもりだったのに
勝手に時間構わずこんなまずいのたくさん作って
半強制的に食べさせないでよ・・・・



見るだけで御免なさいしたくなるような味付け・・
「私の分はいいからお願いだから一人分だけ作って」・・・
と思わず言いたくなってしまう・・・



もう命令しないで・・・!

いやなもの食べさせないで・・!

私のやってる仕事の邪魔をしないで・・!



と言い出したらきりがないけど・・・・



いつでもかわいい孫や子供たちが

ゆっくり遊びに来れる場所をなくしたくないから

黙っている・・・



卒婚の材料は日ごとに豊富にそろってくるが

簡単には卒婚はできそうにない・・・