私が勤めていた時、上司が
「羽ちゃん、人はな~、
これを言われたら絶対喧嘩の原因になる要素があるんや。」
と言われるので
「その要素とはなんですか?」
と聞くと
「いくら仲の良かった人との間でも、宗教が違った場合
相手の宗教を、否定した場合がそうなんや。
人は 生まれながらに、幼いころから信じた家の宗教は
あれは邪教だと、他人から決めつけられたら
絶対、己の宗教心を守り、正当性をめぐる対決となる。
これだけは、絶対に争ったら行けない材料なんや。
信仰は個人の自由なんやし・・・
もうひとつ、争いの要因となるのは
自分が正しいと勘違いしたらあかん。
正しいかどうかは、事件が起きてから、裁判になっても
100%本人に、利があるわけではないんや。
5分5分か4分6の判定しか人はしてくれん。
それよりも、相手の言うことを、認めてあげて
たとえ、それが、自分の主張と相反していても
相手にその感情をぶっつけたら何も始まらんのやで。
そんな場合でも、解決方法が一つだけあるんや。」
「その方法を、是非私に教えて下さい。
窓口にいると、喧嘩腰のお客様が多いので
苦労していたんです。」
と言うと、
「この方法は、よほど忍耐強い人でないと失敗するし
足元を見られると、相手のいいなりになってしまう。
でも、この方法を取ることで、
問題は半分解決したのと同じなんや。
相手も立てて、自分もつぶされない。
お互いの意見を言い合い、
公正な判断が下せる方法なんや。」
気になって、身を乗り出して、
私が当時の上司からお聞きした内容とは
相手の話を十分聞いてあげることに始まり
相手に対して、
「貴方が、そんなにおっしゃるんなら、
確かに貴方のおっしゃる通りなんでしょう。」
と先ず相手を認める発言をする。
これで50パーセントは
解決したのも同じ。
次に相手の要求を聞き出す。
それに対して、
出来うる範囲の自分の立場を理解して貰って
当会社では、ここまでのサービスをさせて貰えるんですが
協力をお願いしてもよろしいでしょうか。
と言う形に出ると
相手も自分の心のもやもやを十分
聞いて貰える人がいたことに感謝し
無理な要求を取り下げ、
こちらの言い分も認められるそうである。
私は、この言葉を、幾百回使ったことだろう・・・・
お陰さまで、苦情相談係長までになってしまった・・・・・・
今は、当時の上司は天国で、私のこの言葉を聞いて
きっと、
「役に立って良かったな~。」と
喜んでいて下さっている事と思います。
助かり続けました。
本当に有難うございました。