今日はもうちょっとましな話題にしたい、と思ったのに、

相棒の出現で台無しだ。

目の前で、ブンブン飛び回る蜂のようなもの。

何で私なの? と言いたい。

蜂の一刺しは怖いと言ったっけ・・・

若かりし頃、裏切った男に

過去を暴露した勇気ある?女性の話。



ーーー男が蜂になってどうするのーーーー

いつもいつも、私の目前でウロウロしないでよ。


そりゃ、確かに、飲み会がある時は、

「ゆっくり楽しんでいらっしゃい。」と送りだすわさ。

そのあと、いつもせわしく用事ばかり言ってこき使う

相棒の横では、止めていた呼吸をゆっくりして

自分の大事な趣味の時間を作り出し

しばしの解放感を味わっているところへ、

早くもタクシーの音時計を見たら午前1時。

ちょっと早いかな?こんなもんか?


「遅くなるときは、無理しないで、どこにでも泊って来てよ。」

と、くれぐれも自由にさせているのに、

几帳面に帰ってくるし・・・・・・

時間はかくも早く、通り過ぎて行くものなのか・・・ 


突然、ガンガラガーン!  闇を劈く大反響がした。

玄関横に止めてあった自転車にぶち当たり

その下になって、殉職しかけている男がひとり。


「おおい!助けてくれー! 」・・・・じゃないでしょ。


帰った時は「た だ い ま 」