ある日の電話に「はい、大空でございます。」と出ると

「もしもし、おとうさんいますか。」とくる。もういちど

「大空ですが、・・・」(かけた番号間違いかしら?)

と確認したがやっぱり、「おとうさんを出してください」だ。

今までの電話で、主人の事をお父さんと呼ぶのは、うちの子

だけかと思っていたけど・・・飲み屋関係の、

お姉ちゃん達の呼び方は「おーさん」でしょ。

もしかして、外の女に産ませた子かしら?


主人に限ってそんなことは………絶対・・・あり得る!


5時から男は、仕事が終わると、やけに元気が出るし

あちこちの飲み屋を、徘徊するのが趣味みたいだから。

ボーナスの半分は、飲み屋の支払いだ、と

おかしな自慢をする人だから。

子どもの一人や、二人や、三人?はいるかもね。

そうすると、財産分与はどうなるのかな?


まるで小説の世界に迷い込んだみたいに、次から次へと

妄想が膨らむこと果てしない・・

これで、フォーカスされたら、免職間違いなし。退職金出るかな?

こんな事態に見舞われながら、よくも落ち着いて

これだけ考えられるものだ。


ところで気持ちが治まった時、

「失礼ですが、どちら様ですか?」と再三問いただしたら


「あっ、すみません。間違えました。」とはないやろう。


これだけ妄想を展開させておきながら・・・