どんな物でも 「もうこれは使えない」 と、思ったとき

そのままお手上げで捨ててしまうのは、

いかにもその物に屈したようで、残念な気がする。

「かけはぎ」の技術を取得した時、余りに細かい仕事で

(背広とかスラックスなど、その生地をほどいてほぐし

そこに、同じ繊維を編みこんでいく方法であるが、)

途中で投げ出したくなるのをこらえて、やっと磨いた

腕を、いっぺん披露して見せようじゃないか。

と言う気もあって、かかとが薄くなった私のくつした。

100円ショップで値段と柄が私好みで、2足買っていた。

ワンシーズンは、はけると思ったのに

早くもリタイヤしょうなんて認めないから・・・

奮闘する事4時間。

誰が見ても新品同様だ(自画自賛?)

やっぱり、こうして繕えば、地球にも優しくエコだね。

独り言を言いながら満足してた私。

でもーーーーまたもやとんでもないことをやってしまったーー

くつしたの数。もともと4コ(2足)あって

穴が開いてないのが3コ。

かけはぎするのに破れていないくつしたの部分を

切り取ったから、それも破れて使えない。

ああ・・・4時間もかけて、何をやってたんだか?

破れたくつしたを、そのまま捨てておけばよかった・・・・