ブンケイと牛若丸(7) | ウカの小説掲示板(仮)

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マターリして行ってね⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン

「見えるんだね、葵ちゃん?」


「うん、この袴を着た綺麗な人だよね?」


どうやら葵ちゃんにも牛若丸の姿は見えるようだ。


これで牛若丸を見ることができるのは、俺とリョーマと葵ちゃんの三人か。


葵ちゃんの不思議な力ってのがよくわからないけど、


それのお陰で葵ちゃんが牛若丸の姿を認識できているのなら


俺やリョーマにもその不思議な力があるのだろうか?


・・・


まさかね。


俺は今まで霊やUFOなんてものを見た試しはない。


霊的な力があれば、これまでにもそういったものを見ているはずだ。


きっと俺が牛若丸の姿を見ることができるのは何か別の理由があるのだろう。


でも別の理由ってのが全くわからない。


それじゃあ、俺の中の霊的な力が今日になって初めて目覚めたか?


だとしたらその能力は何がきっかけで目覚めたんだ?


駄目だ。


全然わからない。


誰か目の前の現象を説明してくれ(笑)


と、俺が悩んでいると、何者かが肩をトントンっと叩いた。


「誰だ?」


「誰だじゃないだろう!いきなり殴りやがって痛ぇじゃねぇか!!


 まあ優しい俺は殴り返したりはしないけどな。」


なんだ、リョーマか。


なるほど、葵ちゃんの前だから短気でないことをアピールしてるんだな。


だが、殴られても殴り返さずニコニコしていたら


本当にMキャラだと思われてしまうぞ。


こいつには後で謝らないとな。


「リョーマ、後でジュースおごるよ」


俺がリョーマに耳打ちすると、


「ああ。けどそれより牛若丸が教室にいるけどいいのか?」


リョーマも小声で話しかけてきた。


そんな俺達を見て、さえちゃんがシビレを切らしたのか疑問をぶつけてきた。


「ねぇ、ブンケイ!何をコソコソ話してるの?それに袴を着た人って誰?」


俺は隠しても仕方がないと思い、牛若丸のことをさえちゃんに伝えた。




「うーん。だとすると今教室に残っている私たち4人のうち、


 私だけ牛若丸さんの姿が見えていないってことよね?」


「そうみたいだね。それが何故なのかはわからないけど、


 ちょっと試してみたいことがあるんで、さえちゃん手伝ってもらっていいかな?」


「試したいこと?それって何なんだ、ブンケイ?」


「ちょっとした実験だよ。例えば牛若丸の声を俺達は聞くことができる。


 けど牛若丸の姿を見えないさえちゃんはその声が聞こえるのかなと思って。」


「いいわよ。手伝えることなら何でもするわ」


「ありがとう。それじゃあ牛若丸、何か話してくれないか?」


「私がか?何を話せば良いのだ?」


「うわっ、話したよっ!さえちゃん聞こえた?」


「いいえ、何も聞こえないわ」


「なるほど、声は聞こえないか。じゃあ触れることはできるかな?


 さえちゃん、触れるかどうか試してみてもいい?」


「うん、ちょっと怖いけど。。」


「ありがとう。牛若丸、それじゃあ次はこの人に触ってみてくれないか?」


「わかった。この娘に触れれば良いのだな?」


そう言って牛若丸がさえちゃんの肩に手を置いた。


「牛若丸、触れているのか?」


俺は恐る恐る牛若丸に尋ねた。




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