こちら、読み終わりました。


ユカブログ-20120225104631.jpg


司馬遼太郎の「果心居士の幻術」は、父のオススメ。
歴史の中に埋もれた興味深い人物・事件の数々を掘り起こした、という短編集です。
伝説と呼ぶに相応しいものばかりで、史実を事実として認められるかの探求に努められたように私には思える、故人司馬遼太郎の作品としては異質なのかな?
けれど、やっぱり日本への司馬遼太郎の愛情が感じられて、素直に読んで、私もこの国に生まれて良かったな~と思える本でした。
そして、この本が好きな父って案外ロマンチストかも、なんて(笑)





そしてそして!
新田次郎の「武田信玄」

最高。

一巻~四巻までが風・林・火・山として分かれているところも粋です。

私、武田信玄が理想の男性です(笑)
理知的で温厚でバランス感覚が完璧。
老咳(結核)を患ってバランス感覚を失いかける時もありますが、そこもまた人間らしいと思えてしまう。まさにアバタもエクボ。



こんな上司がいたらついて行きたい!と誰しもが思うでしょう。

いま、織田信長を読んでいるんですが、確かに天才、魅力たっぷり…内部分裂していた小さな尾張から、幼い時から天下を見据えて覚悟を決めていた織田信長のスケールの凄まじさには叶わないかも知れないけれど、地に足ついた武田信玄の資質には本当に安心感を覚えます。



天下取りを真摯に目指した人は、どうやら天下を思うままにしたいという欲求ではなくて、乱世を平和に治めたいという気持ちからだったのだと色々読むうちに分かるようになってきて、戦国時代が凄惨な時代だったからこそ優れた人物が大勢世に出てなんとかこの国を立て直そう、生き抜こうとしていたのだなと思われます。


今は、平和の中に不気味な不幸が点在する時代では?
いや、天災や人災は、「不幸が点在」などと簡単に言えない恐ろしさがあるのだと、昨年私たちみんなが身を持って経験したこと。

だからこそ、一日一日大切に、先達の歴史からも逞しさを学んで真っ直ぐに生きていきたいな~と思います。





というわけで、今はこちらを読み進めています。

ユカブログ-20120225103322.jpg



ちなみに、前も載せたかな?
ブックカバーは、アーツ&クラフト展で買ったウィリアム・モリスのこちらを愛用。

ユカブログ-20120225103417.jpg

可愛いだけではなく作りもしっかりしていて、布製だから軽くて最高です。